
赤坂一丁目地区再開発:工事進捗率3% 2015年3月12日
アメリカ大使館の敷地の北側に隣接しているエリアの再開発計画「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」です。小さなオフィスビルや雑居ビルが密集していた跡地(約2.5ヘクタール)に、地上37階、高さ約200メートルの超高層オフィスビルを建設します。緑化率50パーセントを超える緑地内には低層店舗が併設されます。2014年1月から既存の古い建物群の解体工事が始まり、同年8月に着工、2017年4月竣工を予定しています。
これまでの経緯と、今後の予定
2008年3月28日 赤坂一丁目地区市街再開発準備組合設立
2011年9月12日 赤坂一丁目地区市街再開発に関する都市計画決定告示
2013年9月19日 赤坂一丁目地区市街再開発組合設立
2013年9月19日 権利変換計画認可
2014年1月 解体工事着手
2014年8月 本体工事着工
2017年4月 本体工事竣工
再開発計画の特徴
1.敷地全体を大小の樹木を配置した緑化空間とし、敷地内の緑化率50パーセント超を実現します。緑地内には飲食店を配した、都心における稀少な緑のオアシスを創出します。
2.幅員10メートル、長さ約200メートルの多重列植の街路樹空間を整備します。赤坂・虎ノ門エリアにおける、溜池山王駅からの玄関口にふさわしい緑豊かな街造りを目指します。
3.既存の地域冷暖房システム(DHC)とコージェネレーションシステム(CGS)を連携し、高効率なエネルギー利用を促進します(※DHC:赤坂・六本木アークヒルズ地区)。また、高効率CGSや太陽光発電設備の導入による電力供給も促進します。

赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業
所在地 東京都港区赤坂一丁目5番(一部)、6番、8番、9番(一部)
用途:事務所・共同住宅・集会施設・店舗など
階数:地上37階、塔屋1階、地下3階
高さ:200.58m
敷地面積 16088.32㎡
建築面積:7130.00㎡
延床面積:175296.99㎡
構造 鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造
建築主 赤坂一丁目地区市街地再開発組合
参加組合員 新日鉄興和不動産
設計者 日本設計
施工者 大林組
工期 2014年7月着工~2017年4月竣工予定
プレスリリース:新日鉄興和不動産発表の報道資料
大規模再開発プロジェクト 「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」
プレスリリース:同じく新日鉄興和不動産発表のPDF資料 2013年9月20日
「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」権利置換計画認可について

共同通信会館前から撮影した「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」の再開発工事現場の全景です。アメリカ大使館の敷地前であり、ちょうど韓国での駐米大使襲撃事件直後だったこともあり、ピリピリとした雰囲気に包まれていました。

アメリカ大使館の敷地脇の「赤坂インターシティ」の敷地内から再開発工事現場の全景を見渡してみました。地上37階・地下3階建て、高さ200メートルの高層オフィスビルが建設されることになります。

現在は地下部分の基礎工事などが実施されています。

再開発区域の東側(共同通信会館側)をズームで撮影しました。背後には赤坂一丁目地区内のオフィスビル街が広がっているのが見えます。

再開発区域の敷地西側を通っている六本木通り前にやってきました。

敷地西側の六本木通りの歩道部分を散策していきます。再開発工事の際には、この歩道部分も拡幅すると歩きやすくなりますね。

再開発区画の北西側から振り返って撮影しました。

歩道部分をズームで撮影しました。

交通量が非常に多い六本木通りと首都高速都心環状線の高架橋越しに、再開発工事現場の全景を北西側から撮影しました。

再開発工事現場の南西側前にやってきました。

南西側から撮影した再開発工事現場の全景です。

ズームで撮影しました。

「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」の区画の地図です。