みどりの野原

野原の便り

2月15日 飛鳥資料館・雷の丘

2007年02月15日 | Weblog
①飛鳥資料館
「飛鳥の考古学2006」をやってるというので、里山クラブの三ばばならぬ
三マドンナで飛鳥資料館に行った。

2005年度の発掘調査結果が展示されていた。
石舞台近く、甘樫丘東麓遺跡、飛鳥浄御原宮跡、石神遺跡などで建物跡や
出土品が出ている。
石神遺跡から出土した下駄や木簡なども水に漬けた状態で展示、南海地震
で被害のあったカズマヤマ古墳の板石が崩れたままの姿で展示されていた。

 石神遺跡(いしがみいせき)から出土した噴水施設 石人像

飛鳥は今も次々と発掘進行中で、竹田遺跡や石神遺跡の北の方は今発掘中
である。


②雷丘(いかづちのおか)
帰り道、気になっていた「雷の丘」の前を通ったので、登ってみた。

以前はこんもりと木が繁っていたが、最近いやにすっきりしてると
思っていたが、登ってみてびっくり。
丘の上の木はすべて切られ、広場のようになって、外周の遊歩道のような
ものが出来つつある。
あらあら・・なんてことをしてくれるの?
雷の丘公園にでもするつもりか。

雄略天皇の頃に雷を捕まえた話や歌などが残る見慣れた丘だったのに。
がっかり。
 

その後、Tさんから雷の丘の工事について、下記のようなメールをいた
だきましたので、紹介します。Tさんありがとう。

「丘の上は発掘調査したそうで、古代の遺構と中世の遺構が判明。
古代の遺構に小規模な横穴式石室1基、小石室1基、あとひとつ
石室の可能性のある石列があった模様。鉄釘と土器が出土。
丘陵の西端に築かれていた 
頂上部は主廓と副廓と空堀があり 埴輪も500点近く出土。
以上のことで遊歩道を作ったみたい」

とのことです。そうだったのか。でも、後はどうなるかがやっぱり心配です。

2月17日追加


コメント (2)
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