自然環境市民大学の最後の講座。
次回からは自主運営の仕上げ、発表になる。
山下駅からバスで30分余の能勢の里が今日の研修場所。
朝8時前に家を出た。
「哺乳類についての講義と現地へ痕跡探し」が今日のテーマ
午前と午後現地を見たあとの講義では、哺乳類とはどんなものか、
というところからの話だった。
哺乳類という言葉は生物分類学の父と呼ばれ、二名法を考えた
リンネが初めて用いたとのこと。
哺乳類とは背中に太い神経の束と骨を持ち、多くは胎生で、乳で
子供を育てる動物のことを言う。
特徴として ①乳で子育て ②恒温(体温一定) ③体温の発散
を防ぐため体毛がある ④胎生 ⑤胎盤で子供を育ててから出産
⑥その他横隔膜を持つ、心臓は2心房2心室などなど。
それぞれに例外となるようなものがあるが、少し違って分類される。
それが亜門とか亜綱といわれるのだろうか?
とにかく、哺乳類は小型化し、毛を持ち、内温性を持ったために
生き残った。
人間は他の哺乳類のような体毛がなくなり、体温を下げるために
汗腺が発達し、昼間の活動に合わせて進化した。
というよりも、今も進化の途中か。
温暖化が進み、オゾン層が破壊されたり、地球環境は急スピードで変
わっている。それに順応するように、今も見えないところで少しずつ進
化を続けるか、適応できずに恐竜のように絶滅への道をたどるのか。
数億年後には、人間ホモサピエンスの定義も変わっているかもしれない。
暖かい室内の講義で少し眠くなりながらそんなことを考えた。
能勢ではシカにGPS発信機を取り付けて、シカの動きを調査されている。
それによると、昼は山の奥のほうへ、朝夕は山裾、夜は田畑の方まで降
りてきていることがはっきり現れている。
午後、風雨が強くなる中、主にシカの痕跡を探して山裾から少し山の中
に入った。
あまり痕跡は多くなかったが、車道の脇にシカの道がくっきりついてい
たり、フンや足跡少し、ササの先が食いちぎられた食痕も見られた。
ササは先を食べられても、また春には新芽を吹きシカの大事な食糧にな
っている。
山の中にもまだ食べられそうな低木が葉をつけていた。
奈良公園とはシカの密度が違う。フンを除けながら歩く奈良公園に比べ、
ここではフンを探しているのはおかしかった。
田畑は厳重にシカ除け柵が作られていた。シカと人間の共存はどこでも
難題のようだ。
次回からは自主運営の仕上げ、発表になる。
山下駅からバスで30分余の能勢の里が今日の研修場所。
朝8時前に家を出た。
「哺乳類についての講義と現地へ痕跡探し」が今日のテーマ
午前と午後現地を見たあとの講義では、哺乳類とはどんなものか、
というところからの話だった。
哺乳類という言葉は生物分類学の父と呼ばれ、二名法を考えた
リンネが初めて用いたとのこと。
哺乳類とは背中に太い神経の束と骨を持ち、多くは胎生で、乳で
子供を育てる動物のことを言う。
特徴として ①乳で子育て ②恒温(体温一定) ③体温の発散
を防ぐため体毛がある ④胎生 ⑤胎盤で子供を育ててから出産
⑥その他横隔膜を持つ、心臓は2心房2心室などなど。
それぞれに例外となるようなものがあるが、少し違って分類される。
それが亜門とか亜綱といわれるのだろうか?
とにかく、哺乳類は小型化し、毛を持ち、内温性を持ったために
生き残った。
人間は他の哺乳類のような体毛がなくなり、体温を下げるために
汗腺が発達し、昼間の活動に合わせて進化した。
というよりも、今も進化の途中か。
温暖化が進み、オゾン層が破壊されたり、地球環境は急スピードで変
わっている。それに順応するように、今も見えないところで少しずつ進
化を続けるか、適応できずに恐竜のように絶滅への道をたどるのか。
数億年後には、人間ホモサピエンスの定義も変わっているかもしれない。
暖かい室内の講義で少し眠くなりながらそんなことを考えた。
能勢ではシカにGPS発信機を取り付けて、シカの動きを調査されている。
それによると、昼は山の奥のほうへ、朝夕は山裾、夜は田畑の方まで降
りてきていることがはっきり現れている。
午後、風雨が強くなる中、主にシカの痕跡を探して山裾から少し山の中
に入った。
あまり痕跡は多くなかったが、車道の脇にシカの道がくっきりついてい
たり、フンや足跡少し、ササの先が食いちぎられた食痕も見られた。
ササは先を食べられても、また春には新芽を吹きシカの大事な食糧にな
っている。
山の中にもまだ食べられそうな低木が葉をつけていた。
奈良公園とはシカの密度が違う。フンを除けながら歩く奈良公園に比べ、
ここではフンを探しているのはおかしかった。
田畑は厳重にシカ除け柵が作られていた。シカと人間の共存はどこでも
難題のようだ。