みどりの野原

野原の便り

2月11日 飛鳥 発掘 現地説明会

2007年02月11日 | Weblog
飛鳥で2箇所の発掘現場の現地説明会があった。
12:30ごろ一番目の甘樫丘東麓遺跡のあるところに行くと、
すでに大勢人が並んでいる。、

私たちも行列に加わる。(今日の新聞では5000人だったとか)
250人ずつに区切って発掘現場に入れてくれる。
資料をもらい、だいぶ待ってやっと入れた。

①甘樫丘東麓遺跡
日本書紀には、甘樫丘には蘇我の蝦夷・入鹿親子の邸宅があり、
大化の改新で入鹿が殺害されたあと、恵美氏が邸宅に火をつけ、
自害したとしるされているという所。

谷を埋め立てた大規模な土木工事で、当時の権力者蘇我氏の
邸宅跡ではないかと言われている。

前回の発掘では焼けた土もでている。
今回は時代が少し違う遺跡が重なってでている。
石垣は7世紀前半のもので邸宅の見栄えを浴するためのものかと
考えられている。

その上には石垣などを覆って整地され、7世紀中ごろから後半の
石敷きや建物跡が、
その上には又その上に整地をして鍛治ろらしい「炉」が3つ、
その1つには覆い屋の建物跡もでている。

発掘する時、時代の違う遺跡でもよくわかるものだ。
歴史の重なりを目の当たりにすると、急に歴史が動いて見える。


②飛鳥京跡
今までの調査で深いところから順に1期、2期、3期の遺構が出ている。
今回は石組み斜行溝がでていて、
東西の石組み溝を堺に南北で遺構の様子が異なるところから、
3期の飛鳥浄御原(きよみがはら)宮の北端の可能性があるといわれている。

この場所は家の田んぼがあった場所から近い所だ。

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