みどりの野原

野原の便り

2月3日 湖北野鳥センター 

2008年02月03日 | Weblog
5時半起きたら雪が積もってる。
奈良県大雪注意報。滋賀県の降水確率90%
今日はバスチャーターしてあるから行くけど、通行止めにならないか?
ブーツ履いていくほうがいいかな?雪遊びも出来るかな?
いろいろ考えながら、早めに家を出たら、速い電車に乗れて、集合場所
の大阪城公園駅へは1時間前に着いた。
1番乗り。と思ったら、先客が3人・・すごいわ。 参加者39人

ここも雪が降ってきた。

8時半に出発。

バスの中では、Sさんから今日見れそうな鳥について説明があった。

11時過ぎに到着。
上空をコハクチョウの群れが飛んで歓迎してくれているよう。
雪景色を想像していたが、全く積雪はなし。曇り
うれしいような淋しいような。


手前が野鳥センター(湖北町管理)
向こうが水鳥・湿地センター(環境庁管理)

すぐ、水鳥センターで、今の湖の様子を見ながら説明を受ける。
スコープ4台で映し出された、今の湖面の様子が室内で見れる。

湖面にはたくさんの鳥が見える。楽しみだ。

今日はラムサール条約登録14周年を記念して、琵琶湖一斉水鳥観察会
が午前中実施されているとらしい。

説明を聞いた後、先ずオオワシをセンター備え付けのスコープで見せ
てもらった。
いつも同じところにいるオオワシ。
スコープで姿は見えるが、肉眼では全くわからない。
オオワシはあとで近くへ見に行くことになっている。

そして、観察室から湖の鳥を備え付けのスコープで見る。


            観察室

一番目立つのはオオヒシクイ。大きくて茶色い。黄色いくちばしの先が
黒い。砂洲に群がって休んでいる。
300~400羽がこのあたりで越冬するという。
ヒシの実を食べるという。若い実はともかく、硬くなった実は角が口に
突き刺さらないんだろうかと思う。クチバシで転がして角を取るそうだ
が。
ヒシ以外にマコモの根や草の根や実も食べるというので、心配はよそう。

そのそばを小さい鳥がせわしげに動く。ハマシギだ。
保護色で見にくいが、クチバシ長い足と少しカーブした長いクチバシが
よく目立つ。泥の中の餌を探すのに便利そう。

少し沖の鳥の集団はキンクロハジロ・オオバンだ。数が多い。

白くて目立つのはユリカモメとコハクチョウ
コハクチョウは時々水田へお食事に出かけるらしく、上空を編隊を組ん
で飛ぶコハクチョウを何回も見かけた。湖へ降り立つところも見れた。

カワアイサ はじめて見た
センターからは茶色のボサボサ頭の♀を確認。
Sさんが「きれいに整髪料を塗っている」という♂はここでは見られな
かったが、後の漁港で見ることができた。

オオワシ
そしてオオワシをもっと近くで見るために、山本山の近くまで歩く。
近づいて行くと、山の中腹の枯れ木の上に、白い点が見える。
双眼鏡を当ててみる。確かにいる。確かに鳥だ。黒と白が見える。
自分の双眼鏡ではこの程度。

         オオワシの観察

ここはスコープの出番。
今日も40倍・60倍のスコープを持ってきてくださってるので、交代で見
る。
すごい貫禄!威厳! じっと留まって時々首を動かしている。
ごついクチバシ。黒い体に真っ白い肩羽と尾羽 王者の貫禄たっぷり。

何台ものスコープを、何回も「はしご」してオオワシを堪能した。

一日に1~2回餌を採りに出かけるそうだ。餌は主にブラックバス。
ブラックバスが増えてオオワシも増えたそうだ。
時にはオオバンを捕まえて食べるという。
ずーっと枯れ木の上で休んでいるので、観察しやすい。

着いた時雪がなくて、残念がっていた時「吹雪くと鳥は見えないよ」と
いわれたが、ほんと。雪が降らなくてよかった!

車中でSさんに話を聞いていた「カワアイサのオス」は、尾上漁港で見ら
れるというセンターの情報で、予定外だったが、バスで立ち寄ることに
なった。

尾上漁港

ミコアイサのオスやカワアイサのオスを見られた。
カワアイサのカギ形になったクチバシの先と頭の色分けが印象的

ミコアイサのオスは水上池でも見れなかったので、うれしい。
真っ白い羽に黒い筋、パンダのような目の周り。きれいだった。
3羽くらいはいた。

その他、ヨシガモ・ヒドリガモ・カイツブリ・オオバンなど。
トンビが鳴きながら飛んでいる。魚をキャッチしたところを見た人もいた。

早崎ビオトープ


コガモ・マガモ・ホシハジロユリカモメなどいたが、数は少なくひっそり
としていた。

帰りのバスの中でSさんは
「遠くで珍しい鳥を見るのもいいが、いつも見る鳥を観察するのも大事
です。スズメ・ハト・カラスよく見てください。
歩き方・飛び方・飛び立ち方など比較するといいですよ。
ヒヨドリなども嫌わずによく見てください」と言われた。

マナーのことも話された。
「よく見たい。近くで写真を撮りたいと、水田や葦原に入ったりすると、
迷惑なばかりか、鳥も寄り付かなくなり、鳥も困るし、見れなくなって
みんなも困る」鳥を愛するSさんの嘆き。
みんなが気をつけたいものだ。

下見で見たという「ホオジロガモ」、大変珍しい「ケアシノスリ」は見れなかった。
コメント
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