みどりの野原

野原の便り

2月12日 雨~みぞれ~雪~アラレ 大蔵寺

2008年02月12日 | Weblog
昨日はあんないい天気だったのに、今日は朝起きたら雨。

ハイキングの予定だったが、中止にする?

小雨は降っているが、止むことを期待して、方向を変えて、時間を
遅らせて行くことにした。

車に乗せてもらって曽爾方面に向かう。
向こうへ着くころには雨も止んでいることを願い、レインウエア上下、
雨用意ばっちりで歩くつもり。

榛原過ぎると雨がミゾレに変わった。田畑には雪が残っていたが、
道路は大丈夫。

だいぶ行くと、ミゾレが雪に。そのうち吹雪になってきた。
そして、ある地点から急に道路に雪がうすく積もっている。


帰れなくなると困るので、引き返すことにした。もう少しだけどなー。

榛原あたりまで来ると、ミゾレが少しになった。止みそう? 
どうする? せっかく歩くつもりで来ているのに・・

そして思いついて大蔵寺へ行くことにした。

道路端に車を止めて坂を上がる。1キロぐらいらしい。
前に一度来ている(帰ってメモを見ると平成14年の3月21日)

山道の途中、ギャーギャーやかましく鳴き交わす鳥の声。カケス??

総門 石橋 「これより境内地」の標識と下馬の札があった。

なお登る。
シホウチクが目立つようになる。
前に来たときは、そこにいたおじさんが、「秋にあがる筍はおいしい
よ。またその頃においで」と言ってくださって、その時の友達とは、
時々その話になるが、来る機会がないままだ。

 
シホウチクは、節にいぼ状の気根があるところから、イボダケといわ
れる。


そして今日よく見たら、新竹には葉がついてない事を発見。

「秋に筍があがるから、きっと春になったら枝葉が出るのかもね」と
言ったが、
帰って調べたら、やっぱり「枝を出さずに越年」と書いてあった。
やっぱり。
自分でそれを見つけられたのがうれしい。

岡倉天心が寄贈したという弁事堂という建物を過ぎる。

山道には植えられたものか、自然生えか、細いテンダイウヤクが何本
かあった。


セリバオウレンの小さい花もいくつか目に付いた。


階段の上は鐘楼だ。

本堂の前は雪が積もっていた。


 
コウヤマキの巨木が聳えていた。
腕を回して計ってみたら、幹周り3メートルあまりあった。


あたりにはマツボックリならぬマキボックリが落ちていた。
ヒマラヤシーダ-ほどではないが、少し枝に残る性質があるのか、
日が経っているせいか、ボックリの元の方は剥がれて取れているのが
多い。
見渡せばコウヤマキは全部で4.5本はある。

イチョウも勢いよく天に伸びていた。銀杏も落ちていた。


ボダイジュは高い枝先には実の付いた苞がたくさん見えた。

コウヤマキに感動して、後で気がついたら、肝心の本堂は腰掛けて
お茶しただけで、あまり見ていない。


アセビのツボミ


階段の降り口にあった波切不動明王 優しい顔のお不動さんだ。
こんな山の上に「波切」とは。
海の貝が出るという「貝が平」というところもあるので、昔の地形
と関係あるのかな?

ミゾレの降る中、下っていくと、途中からアラレに変わった。
パラパラとレインウェアに当たって跳ね返り、飛び散る。
みるみる道も白くなった。

手袋の中のアラレ ルーペで見たらまさしく氷の粒だった。

国道307に戻ったらそれも雨に変わった。
スリップの心配もなく帰路についた。
コメント (2)
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