みどりの野原

野原の便り

2月16日 西吉野のフクジュソウ自生地 雪 

2017年02月16日 | Weblog
バスで西吉野へ。
近づくにつれ道端に雪が見え始め、フクジュソウ自生地近くは雪景色。

 
    自生地へ。雪の坂を登る。         遊歩道も雪景色で美しい。

「フクジュソウは日本に4種が自生している」と説明があった。え~っ初めて聞いた。
今日見るフクジュソウはどれなのか・・
と言っても、この雪の中、フクジュソウは咲いているのか?

 
雪の溶けた所に何株かが花を咲かせていた。 まだ出たばかりで黄色がまぶしい。

4種はガク片の長さ・茎に付く花の数・葉裏の毛・花色・・などで見分けるらしい。
顔を近づけたりしてよく見ようとしたが、まだ葉も開いていなく、よくわからなかった。

 
まだ枯れ木状態の木々の中、ソシンロウバイは花盛り。 
              右)ハクモクレン?の枝に苔で作られた鳥の巣があった。 
帰って友達にメールで尋ねた。たぶんメジロの巣だろうとのこと。
細かいコケを小さいくちばし1つで、よく作れるものだ。
人間が両手を使って、同じ材料で同じように作れるものだろうか? 誰かやってみて~。

帰りは下まで歩いて降りる。

 
        雪の積もった道     溶けかけて凍ってツルツルの所。用心用心。

途中、後醍醐天皇勅願所となったという「圓光寺」へ立ち寄る。


圓光寺 境内には大きい枝垂桜が2本 咲いたらさぞ見事だろう。
現在の堂宇は、天保年間に再建されたものらしいが、右)軒下の木鼻の彫刻や、山門の扉にもカラクサの中にキリ、もう1方はキクの彫刻があった。

下って、賀名生の皇居跡まで降りた。

後醍醐天皇が吉野へ逃れる途中に寄られたという皇居 
後、南朝が正当と認められ「願いが叶ってめでたい」と、元「穴生(あなふ)」と言われていたこの地を「叶名生(かなふ)」と名づけ、後に「賀名生」に改めたという。
読み方を元の発音に近い「あのう」に変えたという。
賀名生の地名は町村合併でなくなったそうだ。歴史のある名を残せなかったものか。


この辺りで少し散策。スズシロソウが咲きはじめ。

 
タチシノブ(左)とホラシノブ(右)を見比べ。ホラシノブは赤く紅葉していた。

 
近くには「恋風トンネル」「結晴橋(むすばればし)」の名
町おこしで付けた名らしい。 若い観光客が増えたのかな?
ここからバスに乗った。
コメント
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