今月の会はモニ1000に参加。
奥の谷は久しぶりです。
モニ1000
モニとはモニタリングのこと。環境省生物多様性センターが、生態系の動向把握のために全国的に調査しているもので、奥の谷もそのサイトの1つ。
ここでは植物(木 シダ イネ科 カヤツリグサ科を除く)と、チョウの調査を、それぞれ、毎月1回、約10年間にわたり、会のメンバーが行っている。
過去に何回か参加したことはあるが以後は全く参加していない。
ABCの3コースに分けて、つぼみ・花・実の記録をリストアップしていく細かい作業。
長年続けてきているメンバーは手慣れているので中心になってやってくださる。
今は季節的につぼみ・花・実のある植物が少ないが、細かいのでなかなか骨の折れる作業だ。
今日は調査以外のものを記した。
満開のギンヨウアカシア 滝谷不動駅
今日の拠点までの道 イノシシの皮が掛けてある柵。
効果はあるのだろうか?
水の生き物池 講座生の時、実習で池の周りに竹柵を作った。
以後、何回か作り直されてきれいな柵が池を囲んでいる。
水辺を覗くと・・ヤマアカガエルの卵塊から黒いオタマジャクシが生まれ、卵塊のそばにいっぱい集まっていた。
卵塊はたくさんあり、オタマジャクシもすごい数。
カエルになる頃には自然淘汰されて数は減るのだろう。
ネットによると、5月の初めごろには小さいカエルになって森や草地に旅立っていくらしい。
ガマやカサスゲが生える池。草を刈り取ったり、泥上げなど手入れされている。
調査中にササにとまった地味なチョウ。
コツバメという春の短い間しか見られない珍しい蝶だとか。
チョウの調査をしているメンバーは大喜び。
私も何とか写真が撮れた。一人なら見過ごしそう。
山道にたくさんさいていた シハイスミレ
尾根道にはヒサカキが多い。
花が大きい 雄しべがたくさん見える。雄花のようだ。
上の写真の花よりだいぶ小さい。雄しべが覗いている。これも雄花か?
これは雌花のようだ。子房と柱頭が見える。
雌雄異株と言われるヒサカキの性表現は複雑らしく、雄・雌以外にもいろんなタイプの花があるとか。
きっちり見ていないので、上の写真はぱっと見で雄花・雌花とした。
コクラン 枯れているがきれいな果実を付けていた。
ここは調査対象区域外だとか。
メンバーのお1人が設置しているミツバチの巣箱
下のすき間からミツバチが出入りしているのが見えた。
個の巣箱は研究用らしい。