みどりの野原

野原の便り

1月26日 日本書記

2024年01月26日 | Weblog

11月都合が悪くて休み、12月は講座がなかったので、ずいぶん間が空いた感じ。今日も詳しく教えてくださった。

十干十二支について。
日本書記には、天武天皇12年「九月の乙酉の朔丙戌に大風吹く」(9月2日のこと)などと記述されている。

年賀状で「辰年」とか、私「未年」生まれ・・などと日頃使っているのは十二支。
わかっているようでわかりにくい干支について教えてもらえたのは良かった。
きちんと押さえておきたいが、なかなかむつかしくて、理解にだいぶ時間がかかった。
自分にわかりやすいようにまとめてみた。

*干支=十干と十二支の組み合わせをいう。
 今年2024年の干支は、正しくは「甲辰(きのえたつ)」の年。
*十干=甲・乙・丙・丁・戌・己・庚・辛・壬・癸 の10個
(古代中国から伝わった陰陽五行説に基づいて独特の読み方をする)
陰陽とは、すべてのものは、相反する2つのものから成立するという考え方。
(陽と陰・天と地・男と女・上と下・動と静・兄(え)と弟(と)・・・)
五行とは、すべてのものは、木・日・土・金・水の5つから成り立っている。

*十干と十二支を1つずつ順番に並べる。
 ・丙・丁・戌・己・庚・辛・壬・癸・甲・乙・丙・丁・戌・己・・・
 ・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥・子・丑・寅・卯・・・
これに陰陽を加えて縦に読むと、1列目は、甲(え)子「きのえね」
2列目は、乙(と)丑「きのとうし」と読む。
読み方がむつかしい。

自分では何とか納得できたが、説明はむつかしいです。

十干と十二支を1つずつ順番に並べるので最小公倍数として60番で1巡し、元に戻ることから「還暦」という言葉ができたそうだ。

10と12の組み合わせのために「組み合わせのないものもある」というのは、初めて聞いた。
例えば、
甲子(きのえね)・甲戌(きのえいぬ)・甲甲(きのえさる)・甲午(きのえうま)・甲辰(きのえたつ)甲寅(きのえとら)はあるが・・
甲丑・甲亥・甲酉・・などの組み合わせはない。
乙丑(きのとうし)・・・・はあるが、乙子や乙寅の組み合わせはない。
へ~なるほど・・

日本書記では、前の続きで(1回休んでいるが)天武天皇12年(683年)の9月23日に、天皇が、38の氏族に対して姓を与えられた。「姓を賜ひて連という」
姓を賜った氏族について出自などのお話。
ここに出る「物部首(もののべのおびと)」は石上神宮に奉仕した、春日臣の氏族「市河」の子孫。
同じような名の、物部連(もののべのむらじ)の始祖は饒速日命で、物部首と物部連は別族らしい。
どちらも物部氏。名前が変わったりしてややこしいなあ。
葛城直・門部直・錦織造など・・
錦織造は百済国の王「速古大王(肖古王)」の末裔だそう。
百済からの渡来人が住み、綾織りや錦織を朝廷に献上したという所が「錦織」の地名の由来となり、錦織神社(富田林)がある。河内国の3水分神社の1つという。

もうお1人の講師からは継体天皇の系譜についてのお話があった。

なかなか頭が回転しません。記事に責任も持てません。

コメント
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