みどりの野原

野原の便り

3月10日 栢森~高取 町家の雛めぐり

2007年03月10日 | Weblog
栢森の雌綱のところから高取城址へのコースをTAさんに案内してもらった。
初めての道だ。

このコース入口にある勧請縄(雌綱)は、今日のもう1人の同行者Tさんと作
るのを手伝い、今掛かっているシンボルの横に垂れた細い縄は私とTさんの作
だ。
今のところ無事に落ちずに川に掛かっている。

この道、靜かでなかなかいい道だ。迷うことなく一時間ほどで猿石のところま
で出た。ここまで誰にも会わなかった。
  
         猿石                  ニワトコの蕾
ここからは来たことがある。
高取城址まで登り。国見櫓跡で景色を眺めたりして、又一時間ほどで高取城址。
石垣が山の中にあちこち残って、かっての規模を偲ばせる。

石垣の石の中にはノミ跡がくっきり残っているものもあちこちにある。
石を集めるのに苦労したらしく、石棺なども利用したようだ。
こんな山の中に城を作るのはどんなにか困難だったことだろう。
    
         高取城の石垣                       ノミ跡

今日は穏やかな春日。木々の芽もだいぶ動いてきた。
ニワトコも日当たりの良い所では蕾をつけている。
コジュケイやウグイスの鳴き声も聞こえた。

高取城址から五百羅漢へ。
岩に彫られた石仏が、冥救地蔵・11面観音・来迎如来・千仏如来・阿羅漢など
と名づけられ、周辺に散在する。
  
            阿羅漢                      五社大神

壺阪寺から下ると高取城の城下町だ。

「土佐の町家のひなめぐり」
餅花を飾った町家が雛人形を公開している。

娘に買ったもの、実家から贈られた物、時代を経ているもの、手作りのもの、
素朴なものさまざま。
玄関を入ったところや座敷や窓から見られるように飾ってある。
   
               餅花                   菜の花雛
      
それぞれ雛人形を買った時の思いなどが書かれている。
豊かな暮らしを反映して、雛人形も立派なものが多かったが、菜の花雛や竹
に飾った今風の雛人形の飾り方もあった。
   
         昭和2年のお雛様                    貝合わせ

このイベントで何十年もしまわれていた雛がようやく箱から出されたことが
書いてあるお家もあった。

ハイキングと雛めぐり。「1日で2度おいしい」日だった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月9日 飛鳥史跡めぐり | トップ | 3月11日 飛鳥原風景を取り戻... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事