みどりの野原

野原の便り

4月20日 飛鳥 鬼の雪隠・亀石・石舞台周辺

2007年04月20日 | Weblog
里山クラブ 歴史サークルで、3月に終了した12期生歓迎ハイクで、
飛鳥の石舞台周辺の史跡を案内してもらった。

今まで気がつかなかったが、道端に「つぼさか・かうや(高野)、
いせ・?」などと道しるべが彫られているお地蔵さんがあった。

「鬼の俎板・鬼の雪隠」「天武・持統天皇陵」など。
この地域は「聖なるライン」と言われたりするらしい。
このあたりの主な御陵や古墳がこの線上にあるとのこと。

鬼の俎板・鬼の雪隠のあたりは、遠足の小学生でいっぱいだ。

 
   道しるべのあるお地蔵さん            鬼の雪隠(石棺の蓋)

里山クラブ員の1人の女性は、一緒になった小学生に、タンポポの
笛を教えてあげておられた。

飛鳥らしい観光客とのふれあい方だなあ。とほほえましく思った。
かと思うと、男性クラブ員が小学生に「どこから来たの?」と尋ね
たら「言ったらあかんで」とそばの女の子がたしなめたようだ。
「大人の人に聞かれても答えないように教えられているようだ」と、
その方はおっしゃってた。
今頃の世相を繁栄した話だが、ちょっとさびしいなあ。

亀石や橘寺・川原寺を通り、板葺宮跡でお昼の休憩。
宮跡はかなり広範囲にわたるようだ。
石畳が敷かれるなど当時の姿を復元し、史跡公園として整備されて
いるところもあれば、埋め戻されて今は田んぼになっているところ
もある。

このあたりはいくつもの時代の遺跡が重なっているらしい。

一番下層には「岡本宮」の遺跡。中層には板葺宮遺跡。上層には浄御原
と、3層がほぼ同じ区域に重なっているという。

以前、うちの田んぼだった所も飛鳥京 板葺宮跡にあたるようだ。
大化の改新をすすめるため、中大兄皇子らが蘇我入鹿を暗殺したとされ
る所らしい。
そんな話を聞くと、歴史の中にいるように感じる。

その後、実家のあった近くを通り、石舞台~都塚古墳~阪田寺跡と廻り、
祝戸から展望台のある山へ登り、公園館で解散となった。


           石舞台           祝戸展望台からの眺め(耳成山・香久山が見える)          
途中の道は春の野の花がいっぱいだ。
久しぶりに田んぼでシロレンゲを見つけ、子供の頃よくレンゲ畑でシロレンゲを探したのを思い出した。

          シロレンゲ



コメント (6)
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