
8月頃から土手や空き地の草むらで咲いています。鮮やかな橙色が美しいですが、繁殖力が強く、嫌がられている植物でもあります。北アメリカ原産で、学名は「Helianthus tuberosus」、キク科、ヒマワリ属の多年草です。そう言えば、菊にも似ていますが、花弁が離れて咲いているところを見ると、ヒマワリのようにも見えますね。江戸時代末期に飼料用として伝来したもののようですが、繁殖力が強く、野生化しています。花が終わる頃になると地中に塊茎(かいけい)ができ、これを食用にします。最近の健康食品ブームで、健康に良いとされる「イヌリン」を含むため、ダイエットや糖尿病などに効果があるとされて、秋になると産地直売所などでも販売しているところがあります。親指大の小さな芋で、そのまま食べてみると少し苦味を感じました。バター炒めやスープにして食べる人もいるようです。写真は、近くの大学の構内で8月下旬頃に撮影しました。