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つくば植物園でクスノキの花が咲いていました。大木の花とは思えない小さくて控えめな花です。春には薄緑色の若葉がでるのと同じ頃に、古い葉が色づいてきますので、とても美しい光景が見られます。関東地方では5月中旬ころから花が咲き始めます。この樹から防虫剤の樟脳が出来ますが、若葉の頃から葉に顔を近づけて見るとほんのり独特の香りがします。写真のように花はとても小さくてクリーム色をしています。甘い蜜を出すのか鼻の周りを蜜蜂が飛んでいるのを見かけます。説明板によれば、関東以西の日本、中国、台湾に分布し、「Cinnamomum camphora」、クスノキ科の常緑高木です。写真は6月1日に撮影しました。