紅色がやや濃い美しい桜です。ヤマザクラの園芸品種と言われ、一重の花弁が枝いっぱいに咲き、樹全体が薄紅色に盛り上がって見え鮮やかです。高知市内の「仙台屋」の庭にあったことが名前の由来です。この桜もほかの桜よりやや早く咲きますので、ひと際出会った時のうれしさも増します。写真は4月16日に撮影しました。
茨城大学農学部に隣接する遊歩道で咲いていました。各種の桜が植栽されている遊歩道ですが、ほかの桜予知やや早めに咲くような気がします。東京の荒川堤で栽培されていた品種で、ほんのり薄紅色をしていますが、花弁の外縁はピンクが少し濃くて色っぽい感じがします。
茨城大学農学部に隣接する遊歩道には数多くの種類の桜が植栽されており、観察しながら花見ができます。金剛桜は、他の桜よりやや早く咲くようで写真のように既に満開を過ぎる頃でした。赤茶色の若葉が出て花を包むように見えるのもまた落ち着きます。
茨城大学農学部構内に数本の大島桜があります。写真のように白い大輪の花を若葉と同時に楽しめる桜です。大木になるので、大きいものは15mを超えているものもあります。この桜は、園芸品種の桜の交配元として使われているようです。また葉が大きく、柔らかくて美しいので、塩漬けにして桜餅の材料にされていることでも有名です。
茨城大学農学部構内で咲いていました。一重のカンヒザクラ(寒緋桜)の隣に植栽されており、比較できます。カンヒザクラより開花が遅く、写真のように八重の花弁が下向きに垂れるように咲きます。やや控えめに下向きに咲いていますが、紅色が濃いので、とても存在感があります。この桜の横に前掲の横浜緋桜が植栽されています。
茨城大学農学部構内で毎年美しい花を見せてくれます。サトザクラのケンロクエンクマガイ(兼六園熊谷)とカンヒザクラ(寒緋桜)の交配で作出された品種と説明されていました。駐輪の一重咲きですが、紅色で圧倒的な存在感があります。
茨城大学農学部構内で咲いていた淡紅色の美し桜です。葉柄が長く、八重の花の重みでうなだれるように咲きます。オシドリザクラとオオシマザクラの交配によって生まれた品種のようです。花弁の枚数が多いので、花が盛り上がって見えます。
茨城大学農学部の構内にある桜で、花の中央部分が少し紅色をしており、とても優雅に見えます。伝説の美女「衣通姫」の名前を戴くほどに美しい桜だと思います。オオシマザクラとソメイヨシノの交雑種と言われています。
サトザクラの園芸品種で、江戸時代に鎌倉の桐ヶ谷で発見された桜と言われます。その美しさは、「御車返し」という別名を持っていることからもわかります。後水尾天皇があまりの美しさに御車を返して鑑賞されたことに由来しているといわれています。この桜も花が咲き始めたころが美しく、蕾は紅色開花に伴って薄い紅色に変化していきます。
紅色が濃い桜で、ソメイヨシノより早く咲きます。「天城吉野」と「台湾緋桜」の交配によって作出された病害虫に強い桜だと言われます。枝いっぱいに花が咲き紅色の花が満開の頃は見ごたえがあります。写真は満開を過ぎた時期のものです。