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2012.01.29 もずくを茹でる、もずくの思い出

続いて、もずくの話題です。
私は、味付けしていないもずくを長い間探していましたが、ありませんでした。
(昔は袋入りの生もずくを百貨店で売っていたのに、それが無くなって久しい。)
ところが半年ほど前、生のもずくが売られているのを見つけました。
そして、知り合いの私の尊敬する女板前(最近廃業しました)に伝えると、
もずくは全部一度に味付けして置くと良いと教えてくれました。ラッキー!
一度ずつ作らなくても良いのは、めんどくさがり屋には嬉しいことです。




最初の頃は、もずくは洗っただけで味付けしておりましたが、最近茹でた方が
良いと聞いてからは、茹でて使うようになりました。
この茹でることは、大正解でした。
もずくを茹でることにより、生臭い臭いがなくなり、味も上品になります。
又、煮沸消毒されるので、大変衛生的で、長持ちします。
この美味しいこと!爽やかなこと!毎日感動です。

昔は、今の様に高速道路が整備されておらず、新鮮なまま長距離運送が可能な
今とは違ってもずくといえば能登の糸もずくの塩漬けでした。
それを、塩出ししてから使っていました。塩蔵わかめに類します。

私の子供の頃は大人のおつな酒の肴でした。我が家では船乗りだった父が下船
した時、この様な酒の肴が食卓に上るので、私はいつも興味しんしんでした。
子煩悩な父は、嬉しそうな顔をして、いつも私達にも食べさせてくれました。
その食卓の思い出が、その後の私の食に対する嗜好に繋がっていると思います。

その後、それまで殆ど知られていなかったもずくが急に有名になり、沖縄では
沖縄特産の太もずくが大量に養殖されて、味付け加工される様になってしまい、
とうとう味付けしていない物は手に入らなくなって、私はがっかりでした。

ところが、最近生のままのもずくが手に入るようになったのです。
流通の進歩のおかげですね。
といって、何処でもある訳ではなく、今のところあるのは阪神百貨店西宮支店
(エビスタ)ぐらいです。考えてみれば、この頃はネットで購入ができますね。




味は私は酢、砂糖、醤油の三杯酢で、あっさりした薄味に仕上げていましたが、
元女板前は、二杯酢が美味しいよと言っていました。
そうか~、多分母が父の酒の肴として作っていた時も、二杯酢だったはず!
私もそうしよう!そんな訳で、次回は私も二杯酢を試してみるつもりです。

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