チタンの素晴らしさと、使い方や感想、
そして、「よくある質問とその回答」などを書き綴って行きたいと思います。
ミラクルチタン(チタンオンラインショップ 店長日記)
2009.01.11 私の頑固な薬嫌い
まだ、咳が余りにも激しく、喉の腫れも、以前よりは引いた
ものの治まっていないので、又、同じ薬を、処方されました。
胃はどうでしたかとのことでしたので、とても痛んだことを
言いますと、では、朝1回ガスターテンを追加しましょう。
これは、胃酸を押さえる薬ですから、大丈夫です。
他は、前と同じ薬です。
…とのことでした。
仕方なく、はいと答えました。
でも、多分飲まないだろうと、思いました。
最初の分も、3回が限度でした。
胃が強い人には、想像出来ないでしょうが、それ以上は飲め
ません。
ちなみに、私の兄嫁も、そうらしいです。
胃が弱くて、抗生物質が飲めない人は、案外多いのかも知れ
ませんね。
昔、私が、ひどい湿疹で皮膚科に行った時、「飲み薬は」=
「飲みたくない」、「塗り薬は」=「塗りたくない」と言っ
た時、先生は「では、私は何をしたら良いのでしょう?」と
言われた話を、Nさんにしたら、「そうよ。先生が困るのよ。
薬は黙って貰っておいて、飲まなかったら良いんよ。みんな、
そうしてるんよ。」と言いました。
私は、その時先生に、「どうして、こんなひどい湿疹ができ
るのかを教えて欲しくて、それで来ました。」と言いました。
でも、先生にも分らないことは、分らないのです。
しかし、それならそれで、私が気長に対処せねばなりません。
決して、塗り続けたら危険な、叉は、飲むと胃が激痛する様
な薬で、即時、治して欲しいと思っている訳ではありません。
もちろん、今回の喉の腫れの様に、呼吸困難の恐れがある場
合は、別だと思います。
ただ、今回のことを通して、思い出したことを、書いてみま
した。
でも、私って、典型的な「煩さ方」ですね。汗;;
2008.11.08 色絵や金襴手の器
(1)
若い頃、近所で読書会のサークルを開いて下さるお宅がありました。
有名な大学教授や研究者を招いて、まだその卵で様々な研究をして
いる大学の助手などの若い人達が集う勉強会でした。
そこで、交わされる会話は、まさに、私の知らない、しかし強く憧
れる学術の世界で、そのサロンの雰囲気は素晴らしいものでした。
若い無知な私に、分るような内容ではありませんでした。
にも関わらず、私は場違いのその会を、楽しみにして参加しており
ました。
もちろん、読書会での様々なお話は、楽しくてワクワクしました。
そして、私が強く感銘を受けたのは、サロンの主の女性(主婦)の
もてなしでした。
彼女は、夕方集まって来るお腹を空かせた若い学者達の為に、
素晴らしく美味しいお料理を用意して待っていてくれたのです。
お浸し、酢の物、和え物、煮物など様々な和食が、別室に所狭しと
用意されていたのです。
彼女のちらし寿司には、いつも、里芋が入っていました。
私が、今迄に食べたどのちらし寿司よりも、最高の味でした。
その他、どれもが、本当に美味しかったことを忘れません。
(到着した人から、それらを堪能させて頂いて、その後で読書会は、
始まるのでした。)
そして、もう一つ、強く感銘を受けたのは、その器でした。
彼女のお宅は、代々の貿易商の財産家で、沢山の素晴らしい器を
所有されていました。
今では、めったに見ることの出来ない、厚手の緻密な模様の色絵や、
金襴手の陶器類は、落ち着いた渋みがあり、一つ一つ見飽きない程
のものでした。
それらの大鉢を、惜し気も無く使って、料理は盛られておりました。
取り皿も同様で、美しい色絵の、重みのあるものでした。
私が、その料理の味に、そして、その器類に、どれだけ感動したか、
ご想像下さいませ。
そして、私も、この女性の様な大人になりたいと、切に思いました。
もともと、陶器に(子供の頃から)関心があり、学生時代も
アルバイト(その頃、アルバイトをする人は少なかったのです)の
報酬を、陶器と塗り物に使ってしまい、親に叱られた様な私です。
それからの私は、陶器を集めるクセに拍車がかかってしまいました。
金襴手の大鉢や大皿は、当然無理です。(あれは昔の物で、今では
あれ程の物は、一般に作られていません。)
金襴手は、最初から諦めていて、染め付けが主で、赤絵、交趾など、
自分に買えるものを買いました。勿論高価なものは買えません。
(気に入って、どうしても諦められないもののみ手に入れました。)
幸いにも、阪神大震災に、それらの大皿と大鉢類が、無傷で残ると
いう奇跡を体験しました。
(低い戸棚の一番下に、それらを、一つづつ新聞紙で包んで入れて
いました。その戸棚だけ倒れず、新聞紙に包まれた大鉢類は、絨毯
の上に転がり出ていましたが、全部助かりました。)
家具と言う家具が全部倒れ、食器棚が倒れて、集めていた陶器類の
瓦礫が大きな山になり、飛び散った割れ物だらけの惨澹たる状態の
足の踏み場もない中で、それを発見した時の感動を、昨年のお正月
に書きかけて、頓挫してしまいました。
又、書くことがあると思います。
これは、私にとって、最大の幸運な出来事で、震災復興への固い
決意を呼び起してくれたものだったからです。
(2)
あ、そんな私が、先日百貨店に出かけると、何だか大々的なセール
をしているのに出くわしました。
写真は、その時、1枚だけ安くなっていたので、思いきって買った
有田焼きの金襴手の器です。
阪神大震災後、神戸の人は皆さん言っていますが、陶磁器類を買おうと
しなかったと思いますが、私ももう、あの傷が癒えたのか、思い切って
これを買いました。値段は、6500円だったと思います。
もちろん、あのサロンの主の金襴手には比べるべくもありませんが、
(メーカーの方、ごめんなさい)、おでん等を盛る和風の深皿が以前から
欲しかったのです。
後で、あのセールは、既に統合している二つの百貨店が、いよいよ
名前の統合を果たした記念のセールだったと知りました。
私は、偶然、その日に行ったのです。
何でも良いので、このような大幅セールは有難いです。はい。^^
*******************************
次回は、この器を使った、おでんの夕食の写真をUPします。
(いえ、なに、そうは言っても内容は、ほんに粗食です…。;;)
2008.4.18 料理初心者の先輩方
ブログが参考になっているとお聞きすると嬉しくなります。
Kさんの年賀状には、「料理担当になりました。あなたのブログを
参考に頑張っています。毎日、あなたに会っている様な感じです。」
とありました。
奥様が、ご病気なのでしょうか?
年輩になってからの、料理初心者は、大変ですね。
そんなことから、それ迄は、このブログに、作り方や、材料など、
細かくは書いていなかったのですが、この頃は、初心者の方々に
分ることを心掛ける様になりました。
もしかして、一般の方は、もっと洋風なおしゃれな料理を知りたい
と思われているのではと、何度も身が縮む思いで自信を無くしては、
又自分を励ましつつ、ここ迄やって来ました。
そんな中、私のサイトが少しでも、役に立っていると言う思いは、
逆に、私自身の救いになっております。ありがとうございます。
Kさん、Hさん、見ていますか?^^
慣れない家事は大変でしょうが、特に「食」は、健康長寿にとても
大切なことです。
身近かな食材を、美味しく食べて、楽しく健康を保って下さいね。
これからも、お役に立てる様頑張りたいと思っております。
2008.4.4 オリーブ油の香り
転載致します。(2008.4.4付「オリーブ油の香り」)
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(1)
以前、このBBS(註、<みずえ's ほのぼのサロン> の方です。)
でオリーブ油の話題になりました。
あ、そうそう、英会話の先生にグレープシードオイルが良いと薦
められた話を書いて、私がこのオイルは油臭くないので良い、
オリーブ油は臭いからと書きました。
すると、皆さんから「え?オリーブ油の香りは良いのではないの?
自分は好きだけど…。」と反論がありました。
私は、その時、好みは各々に違うものだなとぐらいの感覚だった
のですが、最近ようやく、分りました。
それは、知り合いの(半年前に知り合いになった)箕面のMさん
の言葉からです。
「オリーブオイルは、必ず良いものを使って下さいね。」と言わ
れたのです。
それで、最近、大阪の百貨店迄出かけて、上質の物を求めました。
…と言っても、これで1800円ぐらいですから、中級でしょうね。
そして、驚きました。
これは、とても良い香りがするのです。フルーティーなのです。
そうだったんだ!
私が、今迄、安物を買っていたので、良い臭いがしなかったんだ!
ようやく、オリーブオイルの素晴らしさが、分りました。
…と言う訳で、前言訂正致します。
特にオリーブの産地、小豆島出身のMIDORIさんは、子供の頃から、
オリーブ油の香りが憧れだったそうで、彼女の誇りを傷つけたの
ではないかと、訂正&お詫びを、申し上げます。^0^;;
知らないということは、こわいですね。
(2)
斯く言う私も、実は以前、高価なオリーブ油(3000円ぐらい?)
を買ったことがあるのです。
百貨店のイタリアフェアーで、説明の女性が、豆腐にオリーブ油
を、大匙1杯かけて食べると夏負けしないというので、私も夏負け
しない様にと、毎日豆腐にかけて食べました。
オリーブ油だけ、もし掛けても、数滴の醤油か塩だけとのことで
したので、一夏その通りにして以来、あれ程の豆腐好きだった私
が、飽きたのかその後とんと豆腐を食べなくなってしまいました。
ここ数年、いつも、豆腐屋さんの前を、素通りです。汗;;
本来のねぎと生姜と醤油なら、毎日でも飽きなかったのに不思議
ですよね。
やっぱり、オリーブオイルは本来の使い方が一番良いのでしょう。
そうすると、美味しさも分り、香りも引き立つのでしょうね。
2008.4.3 「粒からし」体験2日目
又、思い出しました。
そうだ、私は、ミルサーを買ったのでは無いか?
そのミルサーとは、粉砕器では無かったか?
ウン、そうだ!まさに、粉砕器だった(撹拌器でもありますが…)、
ということで、粒からしをミルサーで粉砕してみました。
すると、なるほど、素晴らしいです。
でも、連続使用はいけないと書いてあるので、今日のところは2分
ぐらいかけて見ました。今度も、荒挽きでした。
粒からし2日目の昨日、茹で鶏とおでんに、これを練って使いました。
なかなか、いいです。!
次回は、ミルサー制限時間の5分をかけて、やって見る積りです。
もう少し、細かくなるでしょう。
市販の粉末からしは、独特の粉臭さがあって、私は嫌でしたが、
それが無くて、とても美味しいのです。
使う分ずつ挽くというのも、良いものですね。
そして、大理石の乳鉢については、ハーブや、もう少し柔らかい
実を潰す時にでも、使ってみるつもりです。
エスニック料理には、乳鉢は、欠かせないものらしいですね。
2008.3.28 乳鉢登場
先日マヨネーズを作りましたが、マヨネーズには、本来、からし(マスタード)
が必要なのですが、今回は使いませんでした。
この頃、練りからしをチューブで売っていますが、私は、それは使いません。
何故なら、からしほど腐り易いものはなく、翌日迄持つものではなくて、
飲食店では、毎朝からしを練らなければならないことを、聞いていたからです。
翌日迄持たないはずのものが、チューブ入りでは、長く持つのが理解出来ない
からです。
それで、私は、からしは粉末で買っており、必要な時に練ってから使います。
でも、今回はそれを使わなかったのは、箕面のMさんから、からしを使う時は
「粒からし」を摺って使っていると聞いていたからです。
次回から、私も粒からしを摺って使おうと思いました。
そして、ふと思い出したのが、以前に買っていたこの乳鉢です。
買ったものの、何に使ったらいいか分らず、戸棚の下段に入れたままでした。
それで、2年前の引越の時「これ要らない?これ要らない?」といろんな人に
聞きましたが、欲しいと言う人が居なかったので、仕方なく持って来たという
代物で、私にとっては、これは既に忘れ去られた存在でした。
それを、今復活させることができるのです。良かった!
これで、粒からしを摺ろうと思いました。
これは、何時買ったのか、はっきりしません。
(震災の前なのか後なのか、前だとしても、こんなに重いものは下に置くので、
助かったとしてもおかしくありません。)
なのに、値段だけは妙にはっきり覚えていて、確か1500円だったと思います。
念の為に、ネットで乳鉢を調べて見ますと、石製の物が沢山あり、これより
もっとチャチなものが多いのです。
きっと、私のは大理石なので、今では高く売られているのだろうと思い、ほく
ほくしながら、見ていますと、何と! 1890円でした。
私は、その時、特価で買っていたので、随分得をしたのかと思っていました。
何だ! 今の値段と同じじゃないの! とがっかりしました。
でも気を取り直して、これからこの乳鉢を愛用して行きたいと思っております。
2008.3.26 卵の黄身の色について
今回、私はマヨネーズを作る為に、いつもより、少し上等の卵を買い
ました。
それで、卵を割る時、中から多分オレンジ色に近いような、鮮やかな
赤みを帯びた黄身が出て来るものと思っていました。
ところが、黄身の色は、濃いオレンジ色ではなかったのです。
淡い黄色だったのです。
あ、何かの間違いかなと思った程です。
ところが、ふと気付きました。
あの赤みの強い黄身の方が、不思議なのではないかしら?
あわてて、卵のパックの中に入っていた説明書を見てみますと、
「黄身の色は着色添加剤なしで、野菜や牧草から由来するナチュラル
イエローです。」とありました。
私は、思い出しました。
私が子供の頃、遠足の時持って行ったゆで卵の黄身は、いつも、この
薄い黄色でした。(何故か、遠足を思い出します。)
つまり、農家の放し飼いの鶏や家で飼っていた鶏が生んだ卵、その頃、
八百屋さんで売っていた卵の黄身は、皆この薄い黄色でした。
田舎に居たときは、祖母の家には大きな池(壕と言っていました)が
あったので、アヒルもいました。
アヒルの卵は、鶏に比べて黄色が濃く、橙色掛かっていました。
味もコクが強く、少し違っていました。
そうですよね。
アヒルの卵じゃあるまいし、鶏の卵の黄身は、薄い黄色のはずですよね。
違う品種の鶏もいるかも知れないので、一概に言えませんし、又、
黄身の色を濃くする為に、多分、カロテン等の添加などを推察します
ので、それ自身有害ではないにしても、我々消費者としては、見かけ
を求めるのではなくて、いかに自然なものか、叉は自然に近いものか
どうかを、品質判断の基準にすべきだと思いました。
私自身、今回は本当に勉強になりました。
2008.3.22 手作りマヨネーズ開始
今日から、手作りマヨネーズを、始めました。
昔、泡立器で苦労しながら作った記憶があります。
その頃から、私はマヨネーズが好きでした。
でも、ここ何十年間は、市販のものを使っています。
(といっても、マヨネーズはほとんど使わなくなりました。)
最近、お稽古の帰りに寄る焼鳥屋さんのポテトサラダが美味しく、
一口食べた途端に、昔の懐かしい味がしましたので、「え?この
マヨネーズ、もしかして手作りですか?」と聞きましたら、そう
ですとのことでした。
奥さんが、毎日、マヨネーズを手作りしているそうです。
やはり、手作りのものは、香りも味も違います。
その後、ここへ寄る時は、この300円のポテトサラダを必ず
注文します。(量もたっぷりあるので、安いと思います。)
私も又、自分で作ってみようと思い、昨日、イワタニのミルサー
を買ってきました。
今日、まず、黄味だけで作ってみました。
レシピ集は付いていたのですが、全卵で作る作り方の説明しか
載っていなかったので、分らないままに、アバウトに作ったもの
ですから、固まらず失敗しました。
気を取り直して、作り直しました。
2回目はレシピ通りに全卵で作ると、何と、まあ!あっと言う間
に作ることができました。
ブレンダーや、ミルサーなどがあると、あっと言う間ですね。
嬉しくなりました。
それから、その店では、もう一つ、ご主人手作りのドレッシング
が、美味しいのです。
ざくぎりの生キャベツに、掛かって出て来るのです。
たまねぎ入りのフレンチドレッシングなのですが、これも、私は
作れる様になりたいのです。
その2つが作りたい為に、今回ミルサーを買いました。
2つ共、作り方を聞いたのですが、企業秘密の由で、教えて貰え
ませんでした。
それ故、自分で研究しなければなりません。
又、それらの研究成果?を、ご報告致しますね。
2008.3.12 便利なお酒「美肌」
(1)
私は料理用に、「美肌」と言う日本酒を使っています。
このお酒は、純米清酒で、香料、防腐剤、保存料、着色料
等を一切使用していないそうで、名前の通り化粧水として
使えるものです。
そのまま使うか、叉は、グリセリンなどを混ぜて自家製の
化粧水を作っている人も居るようです。
(但し、防腐剤が入っていないので、日持ちはしません。)
酒風呂にも適しています。
もちろん、飲むこともできますので、私は、日本酒の時は、
この美肌を飲みます。
(最近、赤ワイン党になった為、ご無沙汰ですが…。)
お正月のお屠蘇も、これと味醂で作ります。
(2)
この容器の大きさは大変扱い易く、調理台の上に置いて
おくと、魚料理や煮物、もちろん炒めものの時に使うのに、
とても便利です。
又、少し水分を補いたい場合、即使える心強さがあります。
特にチタン鍋での炒め物の時、水分が無くなると焦げ付く
ことがあるので、これが横にあると万一の時、重宝します。
そういうことで、この「美肌」は、肌に付けることも、
飲むこともできる優れものですが、私は、現在、もっぱら
「料理酒」として愛用しています。
(3)
このお酒は、私は30年以上前から知っています。
神戸に居た時は、近所の酒屋さんにありました。
梅田の百貨店でも売っています。
醸造元は、京都の老舗で、創業300年の(株)北川本店と
いうところです。
2008.3.8 自家製出汁醤油…(魔法の雫)
(1)
私は、自分で出汁醤油を作っています。
私のやり方は、簡単です。
500ccのガラス瓶に、昆布6センチ角を2枚と、削ったかつお節
を2掴み程入れます。
そこへ、醤油を入れ、一晩置いて、漉します。
(2)
私は、いつも、薄口醤油で作ります。
箕面のMさんに聞きますと、偶然彼女も作っておられるとのこと
でした。
彼女の場合は、濃口醤油で作るそうです。
しかも、彼女は、かつお節を入れたものと、昆布を入れたものを、
別々に作っているそうです。
又、私は濃口醤油は味も香りも好きなのですが、どちらか1つと
なれば、薄口の方が使う範囲が広いので、薄口にしています。
出来上がったら、必ず冷蔵庫で保管します。
この出汁醤油は、結構日持ちがします。
但し、水気のある箸やスプーンを入れたりすると、持ちませんの
で、気を付けて下さい。
お刺身や、お漬け物はもちろん、全ての料理が、これを使うと、
抜群に美味しくなります。
簡単に美味しいお料理ができて、びっくりされることと思います。
********************************************
なお、私は、醤油も極少量ずつしか使いませんので、そんな私に
とって、この出汁醤油は、まさに1滴1滴が「魔法の雫」に思えます。
2007.12.14 メインは「炊き込みご飯」
いよいよ、12/4の来客時の記録の最終章、「炊き込みご飯」に
ついてです。
作った料理を改めて箇条書きにしますと、下記の通りでした。
*************************************
1.蓮根のカレー炒め
2.若布の茎の煮物
3.山くらげの酢の物
4.ごぼうのきんぴら
5.砂肝の炒めもの
6.赤目いもの煮物
7.ごぼうと牛肉のうま煮
8.白菜のマリネー
9.大根のはりはり漬
(1~9については、今迄に、ここに記載しました。)
×10.水菜と人参のサラダ(但し、これは水菜を当日に買うつもり
で、買い忘れたため、作ることが出来ませんでした。)
11、炊き込みご飯
*************************************
(2)
この最後の「炊き込みご飯」が、来客料理のメインでした。
この「炊き込みご飯」に付いて記します。
私は、子供の頃から、炊き込みご飯から香って来る醤油の臭いが、
とても苦手でした。
つまり、炊き込みご飯が大嫌いでした。
醤油の味と香りは大好きなのに、何故ご飯に炊き込んだ醤油の臭
いが嫌なのか分りません。
それで、私の作る「炊き込みご飯」は、醤油はほんの少し色付け
程度に入れて、塩で味付けします。
これが、美味しいの、なんのって!
ほんと、自分で言うのも、気が引けるけれど、味は抜群です。
(3)
作り方は、下記の通りです。
材料は、人参(小口切り)、こんにゃく(細かく切る)、うすあげ
(細かく切る)、とり肉200g(せせりで充分、かえって美味しい)
ごぼう(ささがきにして、水でさっとあく抜きをしたもの。これは
必須)
米3合を洗って、酒少々を加えて水加減する。
少量の薄口醤油を入れ、塩を加えて味を見る。(薄味にすること。)
出汁昆布を入れる。
何より大切なのは、上質の昆布を多めに入れること。
そこへ、先の刻んだ材料を全部加えて炊飯器のスイッチを入れる。
(すみません。ご飯はまだ、チタン鍋で炊いたことはありません。
つい、炊飯器の方が慣れているもので…。Mさんに叱られそう。)
(4)
出来上がってから、私は、大鉢に移すのです。
その時、少し控え目にしていた塩気を、加減を見ながら補います。
つまり、炊飯器の中の炊き込みご飯の味を見て、荒塩を振り掛けて、
丁度良い味にして、大きな器に移し替えて行くのです。
ですから、この時点で、最適な塩加減になる訳です。
移し終えたら、上に、三つ葉を散らします。
三つ葉は、軸を小切りにして、全体に散らし、真中にちぎった葉
を飾ります。
(写真を撮り忘れたので残念です。せめて器だけUPします。)
(5)
今回のお客様全員が、炊き込みご飯のお代わりをしました。
これがあまりに美味しいので、家族に食べさせたいから、持ち帰
りたいと言う人がいたので、包んで差し上げました。
(汁気の出ない、きんぴらごぼうや蓮根のカレー炒めと共に)
昨年人を招待した時、この炊き込みご飯を4杯お代わりしてくれた
人がいて、私は感激でした。
いつも、この大きな入れ物が、空になります。
一度、私の方法を試してみて下さい。
(6)
実は、昨年、来客接待の後、酷い夏負けをして身体をこわしたので、
もう大量の料理を作ることは、打止めにしようと思っていましたが、
今回の来客は、高校時代の友人達で、転居後の我が家に始めて来る
のを楽しみにしていて、近くでランチをして、念の為、夕方お腹が
空いた時の為に、お茶漬けでも用意してほしいと言われていたので、
大層気が楽でした。
それで、品数も少な目で自分の好きなものを、適当に作りました。
いつもは、13品ぐらい作っていました。
でも、料理は、真剣勝負です。
しかも、買物やら仕込みなど、3~4日前から掛かります。
もし、出汁が失敗したり、材料が悪く満足な出来でなかった場合は、
後で疲れがどっと出ます。
満足してもらったと思えた場合は、感謝の思いで充たされ、疲れが
すっと消えてゆくことが本当に不思議です。
毎日、真剣勝負をしている料理人の方々に、頭が下がる思いです。
2007.10.21 ろくなもん、食うとらん?
三ノ宮のホテルの会場で、お食事と団欒でした。
その時、元の上役から、「あんたの掲示板(「みずえ's ほのぼの
サロン」)見たけど、ろくなもん食うとらんな。」と言われました。
ドキッ!ですね。恥ずかし~い;;(穴があったら入りたい程)
でも、私は、何故か嬉しかったのです。^^
「だって、私は、粗食研究家なんですもの…。」と答えました。
(粗食研究家なんて、開き直った様な言葉は、ちょっと抵抗ありますが、
言ってしまった手前、今日から、そうゆうことにします。汗;)
その方は、「僕はやっぱり、土瓶蒸しと八寸の様なものが、欲しいな。」
とのこと。
もちろん、それも、たまには良いですね。秋には、松茸の土瓶蒸し…。
でも、私は、それも、季節に一度だけで充分です。
「香り松茸、味しめじ」…、味はしめじの方が良いと言われている様に、
秋は他にも、美味しいものが沢山あります。しかも、安いもので…。
さんま、さば、青い野菜類、寒くなれば、湯豆腐、その他、もろもろ…、
そんなもので、日頃満足しているので、私は、松茸は、年に一度あれば
なお良いし、別段、無ければ無くても良いです。
豪華なものでなくても、季節には、その季節の旬を味わうことで、心が
ほっと落ち着きます。
「粗食は、癒される。」
これが、不肖、粗食研究家のテーマであり、心境です。^^
*********************************************************
なお、私が、粗食でも美味しく満足できる筈だとの、信念(!)を
持ったのは、実は、子供の頃に発します。
そして、大人になったらそれを証明しようと、固く心に誓っていました。
(その頃は、戦後で、日本国中全員、貧しくない人は居ませんでした。
ましてや、子沢山で引き揚げ者の我が家にとっては…。)
その結果、大人になった私は、きんぴらごぼうや、ハリハリ漬などの、
超粗食(しかし、超美味…と私は信じている)に、どうしても、のめり
込んでしまうのです。
あ、それだけでなく、お客様にも(お正月を除いて)、これらや、すじ
肉とこんにゃく煮、砂肝料理等、粗食オンパレードを平気で出しています。
だって、お客料理は、自分の好物を出すのが一番と、聞いたことがある
のですもの。ハイ。^0^