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2008.1.30 寒い冬は、蕪の煮物




寒い冬は、蕪の煮物で暖まりましょう。

たまたま、海老の出汁とかつおと昆布の出汁がありましたので、
それも少し利用しました。

中身は、蕪と黒豚(今日は特価でした)と、家にあった厚揚げ
を入れました。
おつゆたっぷりの暖かい煮物は、冬のごちそうですね。
ほかほかと、芯から暖まりました。

蕪の葉は、柔らかく美味しいので、私は必ず使います。
あくが無いので、下茹ではせずに、そのまま入れます。
出汁の味を充分含んで、とろりとなった蕪の葉は、本当に美味
しいです。

奥のお皿は、頂き物のししゃものみりん干しを焼いたものです。
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2008.1.29 「赤ワインのある食卓」開始


(1)
2008.1.26.「赤ワインのある食卓」開始しました。

この日、バスに乗って、住吉の有名な魚屋さんへ行きました。
ピチピチの魚が、飛び跳ねていました。
「小鯵の刺身」(¥400)と、とびきり生きの良い「川津えび」
(¥600、大量です)と、多分「たらの卵の卵とじ」(調理済、
¥500?これも大盛り)を買って来ました。
これは、そこに居たお客さんが、抜群の味付けだよと薦める
ので…。

小鯵の刺身は、今日は生のまま、塩とだいだいで締めて、
オリーブ油をかけて、イタリアンな感じにしました。
小鯵の上に柚子胡椒を乗せてみましたら、全然違和感なくて
美味しく、イタリアンにも柚子胡椒は合うなと思いました。

先日来、明治屋から届いていた赤ワインを開けてみようかな
という気持ちになり、ちょっとイタリアンにしてみたかった
のです。
今迄赤ワインは苦手で、開けても1回か2回飲んで、残りの
ほとんどは放置して、最後には捨てるはめになるので、又、
そうなるのかぐらいの気持ちで、期待度0でした。
ところが、美味しくてびっくりしたことは、前章「赤ワイン
について」で、お話したとおりです。




(2)
2008.1.27「赤ワインのある食卓」開始(2日目)です。

小鯵の刺身は、昨日締めておいた残りを、今日は焼いて、
プチトマトを飾り、オリーブ油で又、イタリアンに。
洋風にする時、魚類は、こんがり充分焼くことが大切ですね。
元々小さな小鯵ですので、焼いたらとても小さくなりました。
プチトマトに、隠れそうです。^^

先日、聖護院大根が「4分の1カット」で売っていましたので、
それを買って、千枚漬を作りました。
「4分の1カット」でも、作れば相当の量があります。




(3)
2008.1.28「赤ワインのある食卓」開始(3日目)です。

「川津えび」は、ネットで調べると、昔「じゃこえび」と
言われていて、素麺の出汁などに、よく使われたそうです。
そして、出汁をとったあとの出し殻のえびも、とても美味
しいとのこと。

経済的で、いいですね。
私も、買って来た日に出汁をとりました。
ネットで調べたことを、少し代えて私なりに(と言っても、
ネットでは、和風だしを使うとなっていたのを、私は昆布
を使って)やってみました。

チタン鍋に水と昆布を入れて、煮立つ前に昆布を取り出し
て、醤油で薄めに味付けします。
鍋を煮立たせ、煮立ったところへ海老を入れて、ふたたび
煮立ったら、出来上がりです。
キッチンペーパーなどで漉し、海老を取り除けておきます。
(私は、先に海老を除けておき、出汁だけ漉しました。)

出し殻の海老は海老で、ほんのりと醤油味が付いていて、
とても美味しいので、そのまま食べられます。
私は、茹でた海老に、マヨネーズを付けて食べるのが好物
でしたが、手作りで作ったら数日しか持たないマヨネーズ
が何故、半年も冷蔵庫で持つのか気になり出して、いずれ、
マヨネーズは手作りにしようと考えていますので(若い頃、
手作りしていた時期があります)、この醤油味の海老は、
大変気に入りました。

今日は、その出汁を使って豆腐汁をしました。
そして、びっくり!!!
さすが、うわさ通り、とても美味しいおつゆでした。
連日の寒さで、冷えていた身体がとても暖まりました。
(ねぎは、友人の畑のものです。これが、又美味しい。)

箕面のMさんが、「海老の茹で汁は良いだしが出ているので、
絶対捨てたらいけませんよ」と言われていたのを、ようやく
納得しました。
(私としたことが、実は、今迄捨てていたのです。汗;)
彼女は、海老の茹で汁がある時は、それで高野豆腐を焚くの
だそうです。
次から、私も、やってみる積りです。


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2008.1.28 赤ワインについて



赤ワインに付いて、私のPHOTO・BBS「みずえ’sほのぼのサロン」
より、下記の書き込みを転載頂します。

****************************

<2008.1.28付「赤ワイン党になりました」>

先日の、あの階段で困った日、せっかく元町まで来たのだから
と思って、元町通りの「明治屋」へ行きました。

すると、店先に赤ワインが並べられていたので、見ると「酸化
防止剤無添加」となっていたので、これは良いかも…、味見の
為に買ってみようと思いました。
配達もしてくれるとのことなので、送ってもらいました。

赤ワインは身体に良いから飲む様にと、盛んにテレビで言って
いるので、そうしたいと思って時々試しますが、渋くてきつい
ので私は苦手でした。
白ワインの方が香りが良くて、飲み易いと思っていました。

ところが、到着したその赤ワインを飲んでみて、びっくり!
フルーティーというか、何とも言えない芳香があって、濃厚で、
口の中が甘いのです。
はっきり言って、ポリフェノールの濃さを感じます。
赤ワインがこんなに美味しいと思ったことは、生まれて初めて
です。美味し~い!良い香り!

でも、お酒の味には自信がない私はちょっと心配になりました。
もしかして、甘いから、私にとって美味しいのかも知れない。
(私は、日本酒でも、辛いのは苦手です。)
そこで、ラベルの甘辛表示をみると、何と「やや辛口」となっ
ています。
へ~?それでも、こんなに飲み易いの?
チタンのカップで飲むからかしら?(手前味噌?事実、日本酒
をチタンで飲むと甘く感じます。)

この「あじろん」という葡萄は、昭和初期まで山梨県で広範囲
に栽培されていた幻の黒葡萄だそうで、病虫害に強く、低農薬
で栽培出来、完熟時には強い芳香を出す珍しい葡萄だそうです。

近年この葡萄のワインが見直されているとか…。
そうでしょう、そうでしょう。とても美味しいです。
「酸化防止剤無添加」なのも、味を一層美味しくしていると思
います。

さっそく、明日から、赤ワイン党になろうと思いました。
先日テレビの対談で、医者の勧めで日本酒か洋酒から赤ワイン
に変更した俳優の藤田まことが、「赤ワインに切り替えてから
顔と手のしみが消えた」と言っていました。
しみだらけだった手のしみが、綺麗に消えたそうです。
そんなに効くものでしょうか???

私は、心身が極度に疲れた時、不整脈がでることがあります。
(震災で避難していた1年半は、連夜不整脈で不安な日々でした。)
それで、心臓病のリスクを軽減すると言う赤ワインを飲みたい
とずっと思っていました。

あの日、人の願いを断わりきれず、足の痛みを押して、神戸迄
出掛けた私に、神様からご褒美を頂きました。
ちょっと、オーバーな様ですが、私はこんな時、何故かいつも
ラッキーなことがあります。

 



(追記)
その後、赤ワインの渋さは、私の胃にはキツイと分かりました。
どちらかと言うと,白ワインの方が優しいと思いますが、わざわざ
買って迄飲むことも無くなりました。
でも、藤田まことの「赤ワインでシミが消えた」話は、興味ありますね。^^ 

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2008.1.24 チタンゴールドパンの値上げのお知らせ

先日来、お知らせしておりました「チタンゴールドパン」の
値上げに付きまして、改めてご連絡申し上げます。

大変恐れ入りますが、来月、2月1日より、値上げを実施させて
頂きます。

新価格は、下記の通りです。     (消費税込み価格)
○チタンゴールドパン 24cm (旧9450円) →新価格12000円
○チタンゴールドパン 27cm (旧10500円)→新価格14000円 
○チタンゴールドパン 32cm (旧14175円)→新価格17000円

上記の通りですので、何分よろしくお願い申し上げます。
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2008.1.22 私のお正月(可愛い仲間達)



(1)
我が家の迎春用品を纏めた飾り棚です。
小さな迎春用品の内、主なものは、この下段に飾っております。

何と、これらの可愛い仲間のほとんどは、あの大震災の時、食器棚が
倒れて、愛用の食器類をすべて失った私の手に、奇跡的に助かって残っ
たものです。赤いお盆も、傷を受けながら残ってくれました。

震災の時、旅行嫌いの私が何故、その時に限って海外に居たのか?
それに付いて、そして、その後の復興に付いて、話をするには全く紙面
が足りない程、不思議なこと信じられないことが本当に沢山ありました。

私は1月半ばに出発する旅行にも関わらず、これらの小さな迎春用品を
片付けるには惜しく、大きな机の上に飾ったまま海外へ出掛けました。
帰国したら、一番にこの仲間達に会いたかったからです。
会って、ほっとしたかったからです。
それほど、私は、この食器達を愛していました。

震災の日、これらの小さな者達は机の上から激しく飛ばされて、壁や
天井や窓(カーテンがズタズタに裂けていました)に打ち付けられ、
半数は形を留めませんでしたが、残りの半数は、飛ばされて床の絨毯に
打ち付けられた為、辛くも、残ってくれたのでした。
迎春用品入れの箱に入れて、机の下に置いていたセット類も助かりました。
それに気付いて、嬉しくて胸が熱くなったあの日を思い出します。

屠蘇器など、壊れたものはその後買い替えましたが、でも、ほとんどは、
昔から少しずつ買い増していった、思い出のもの達です。

そしてこの飾り棚は、私の友人が2年前の転居の時に買ってくれました。
何と!まるで測った様に、赤いお盆が2枚並べてきっちり入るでしょう?
まるで、家具屋さんが、私の為に作ってくれたかの様です。





(2)
お正月になると、これらの食器を飾り棚から取り出して、全部洗って
から使います。(写真は、迎春用品の一部です。)

それ以外に、重箱類、漆器類、大皿、小皿類、そして、おせち用の
大きな保存用重箱など、大量の迎春用品があります。
それらは、大切なものであると同時に、とても繊細なものが多いので、
慎重に洗って拭く必要があり、準備に大変時間を要します。

実は、大晦日におせちが意外に早く(夕方8時頃)仕上がったので、
私はびっくり!
飛び上がって喜こび、「お主、腕上げたな!」と自分自身に言って、
連日ご苦労様でしたと、夕食の「年越し蕎麦」を食べました。
今年は、何日も準備期間を取ったので、楽勝だったな、これだったら、
今日大晦日の夜は、テレビなど見てゆっくりできるなと思いました。

ところが、おっとどっこいでした。
なんのなんの、とんでもありませんでした。
それから、これらの迎春用品や食器類、重箱類を全部洗って拭き終って
寝る時は、2時半を過ぎていました。

元旦の朝は、9時半に起きましたが、まだまだお屠蘇や、その肴(私は、
昆布を湿らせて細く切って結んだものと、かつお節の荒削りにします)
の準備などが、間に合っていなかったので、いつもそうですが、元旦の
朝はとても忙しいです。

ちなみに、朝が遅かったからか、こんなに頑張っても私はとてものろま
なので、元旦のお昼前にお屠蘇を祝うことが出来ませんでした。

今迄は、時計を見ながら走り回って、ぎりぎりでも(11時58分とか)、
正午前にお屠蘇を祝うことを堅持しようとしましたが(母の教えを固執)、
今年は、走り回るのを止めました。
その為、結局、お屠蘇は午後2時になってしまいました。(すみません。)
それから、「祝い膳」です。
(つまり、ここで始めて、食べ物を頂きました。)

次に、朝から善哉を煮始めていたので、それを頂いて、すぐ夜の祝い膳
です。元旦は、あっと言う間に過ぎました。
大好きなお正月を味わう暇などありません。
(4日の来客準備を始めなければなりませんので、2日と3日は更に大変
でした。)

迎春の準備というものは、料理だけではありませんね。
本当に、様々なことがありますので大変です。
私は、いつもフラフラになります。
でも、お正月が大好きなので、やがて癒されて回復します。
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2008.1.4 おせちパーティー(その9)<完>



(1)
これが、パーティー風景です。




(2)
お酒も少し進んだところで、私は、我が家に頂き物のシャンペン
があったのを思い出しました。
すると、お客の一人で、ワイン教室に通ったことのある人がいて
開けてくれました。

まあ、さすが手つきの良いこと!
泡など全然飛び出さず、プシュッという軽い音だけして、上手に
開きました。(右が、綺麗に開いた分です。)
パチパチパチと、大拍手です。
益々、盛り上がった楽しい集いでした。
                      < 完 >

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2008.1.4 おせちパーティー(その8)



(1)
私のお得意の炊き込みご飯です。
でも、今回は、少し水分が多すぎた様に思います。
いつもの様な美味しさはありませんでした。

鶏肉が年末以前の物なので(いくら年初に買いに行ったとしても)
その点味に大きく影響したと考えられます。
4日の来客パーティーということが、そもそも無謀かも知れません。
(準備の為、自分がお正月を楽しめないこともあります。)

なお、作り方は、<2007.12.14 メインは「炊き込みご飯>に
記載しております。

(2)
和菓子は、お客からの差し入れです。
美しい和菓子は、迎春にぴったりですね。

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2008.1.4 おせちパーティー(その7)


(1)
私の大好きな水菜のサラダです。
水菜には、千切りの人参がとても合うと思います。
ドレッシングは、酢とオリーブオイルと醤油と黒胡椒です。
ドレッシングの味が、素晴らしく上出来でした。

(2)
右下は、「いくら」で、上に三つ葉を飾っております。
「いくら」は美しくて、お正月にぴったりですね。
私の好物でもあります。
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2008.1.4 おせちパーティー(その6)



真中は、「かずのこ」です。
一晩水に漬けておいた「かずのこ」の薄皮を取って、
昆布とかつおの出汁に薄口醤油を数滴入れたものに
漬けておきます。
(かずのこの塩加減を見て、必要なら塩を少々)

醤油は、ほんの少しにしないと、黒くなります。
今回は、少し色が黒くなってしまいました。
もっと黄金色にしたかったと思います。
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2008.1.4 おせちパーティー(その5)



(1)
右は、「菜の花の芥子和え」です。
菜の花は、料理した後も数日間色が替わらず、きれいな
緑色を保ってくれることと、美味しいことから、私は、
必ずおせちに使います。

作り方は、菜の花を柔らかくゆでる。
芥子粉を出汁で溶き、薄口醤油で味付けする。
そこへ、軽く水気を絞った菜の花を入れて合えるだけです。

今回は、お客様用に、菜の花を2束も、買っていましたが、
とうとう時間切れで、残念ながら、作ることが出来ません
でした。
それで、正月3カ日の私の為に作ったもので、余っていた
ものを、出しました。
(あんなに何日も準備したのに、当日も朝から大わらわ!
あまりにも、忙しすぎて、あれこれと出来ないことが多く
ありました。)

(2)
左は、お煮染めの盛り皿(その2)です。
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2008.1.4 おせちパーティー(その4)



写真右は「聖護院大根で作った千枚漬」(お客様用)です。
左が「大蕪で作った千枚漬」(自分用に作ったもの)です。
どちらも、「菊花かぶ」を作った残りの部分で作りました。

「菊花かぶ」は、蕪の一番広い平らな部分だけを使います
ので、上下の斜めになっている部分が残ります。
これを、ごく薄く切って、塩をあてて、軽く絞り、昆布を
敷いた容器に並べ、上から、砂糖、だいだい(叉は酢)、
薄口醤油数滴をかけます。
先に甘酢を作って、廻しかけても結構です。
鷹の爪数本と柚子の皮を入れて置いておきます。

これらの酢の物は、数日前に作る方が味が染みて美味しく
なります。

あと酢の物をもう1品「酢蓮」と、お煮染めを作る積りで、
蓮根を買っていましたが、冷蔵庫に入り切らないので廊下
に並べていましたら、傷んでしまったので捨てました。
大きな立派な蓮根でした。残念でした。

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2008.1.4 おせちパーティー(その3)と「ごまめの思い出」



(1)
真中のお皿は、「足赤海老」です。
年末に冷凍で、1パック5匹で、1250円でした。
2パック計10匹買って来ました。

ところが、足赤海老は、茹でても赤くなりません。
白っぽい色のままです。
そのままでは、飾りとしては地味なので、改めて煮染めました。
それで、醤油の色が加わって、ようやく少し赤味を帯びたのが、
この写真です。

一方、正月3カ日に食べた車海老は、魚屋さんが、「塩茹でだけ
にして下さいね。お煮染めに入れると色が悪くなりますから。」
というほどで、塩茹でだけにしましたが、真っ赤で艶があり美し
さは抜群でした。

しかも、あの活けの車海老も、やはり5匹1250円でしたので、
同じ値段でした。それだったら、断然車海老ですね。
姿形も、車海老は、すらりとして美しい。
まさに、車海老は、海老界の「ミス・シュリンプ」ですね。
海老のことは不案内だった私は、本当に良い勉強になりました。

あ、車海老のことばかり誉めました。
この足赤海老も、味については、車海老より美味しいと言う人も
いるくらいです。収穫量も多いので、重宝されている様です。
冷凍物があるので、今回の様に4日のお客にも、対応出来ました。

(2)
左上は、「海老芋」の煮染めです。
これは、私の得意分野です。
でも、今回は、素材が気に入りませんでした。
せっかく、年末に大阪迄買いに行って、残っていた「海老芋」
3個を買い占めたのですが、最初から新鮮さが足りないなと思っ
ていました。1個680円、海老芋は高価です。

私の為の正月3日間のおせちでは、海老芋はもったいないと思い、
赤芽いもで作りましたが、抜群の味でした。
やっぱり、料理は、素材の質と新鮮さが決め手ですね。
年末に買って、それを年明けてから料理するというのは、無理
が多いですね。

(3)
右上の鉢は、「ごまめ」です。
ごまめは、電子レンジの得意料理です。

念のために、作り方を書いておきます。
50gのごまめを、電子レンジで2分かけます。
ごまめの尻尾あたりが、少しだけ、色付く(焦げない)程度が
丁度良いので、万一色が青ければ、10~20秒ぐらい追加して
かけて下さい。
それを、半紙に拡げ、乾かしている間に、たれを作ります。

たれは、ごまめ50gに対して、砂糖大さじ1、みりん1、醤油1
を、耐熱ボールに入れて、電子レンジに2分かけます。

2分経つと、中がふつふつと煮詰まっていますので、そのボール
の中に、大急ぎで先の煎ったごまめを入れて、割り箸を片手に
4本ぐらいずつ持って、手早く上下し、たれをからめます。
たれが熱い内に急いで全体にからめ、鷹の爪の輪切りを混ぜ、
広めの容器に拡げて入れ、白ごまを散らします。

*************************************************

又、余談になりますが、私は若い頃、友人のお姉さんのお店で、
アメリカ製の電子レンジを初めて見て、びっくりしました。
大きな冷蔵庫ぐらいの大きさのマシンでした。
その後、ナショナルから、国産の電子レンジが売り出された時、
もう勤めていた私は喜んで、ボーナスで高価なそれを買いました。
電子レンジと、オーブンと、グリルの総合機だったので、パン
やケーキを焼いたりとか、いろいろに使いました。

その後、電子レンジでごまめを作るやり方を知った私は、その
美味しさにびっくりしました。
電子レンジで作ったごまめは、香ばしく、カリカリと口の中で
崩れるので、年輩の方でも美味しく食べられます。

当時は、ごまめは鍋などで焦がさない様にとろ火で煎り上げる
のですが、時間が掛かり、焦げ易くて、その手間が大変だった
のです。
(焙烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きの平たい土鍋で炒るのが
正式だったと思います。)

それから私は、毎年末、電子レンジでごまめを作って、ご近所
に配って上げて喜ばれました。とても美味しいと驚かれました。
まだ電子レンジが普及していなかったころの話です。

その頃のマシンは、大きくて電気を大量に消費するので、ブレ
ーカーがすぐ落ちるわ、大量のごまめを煎ると電子レンジとは
言え、台所中に煙が充満し、ガスの警報機がピーピー言うわで、
おおわらわだったことを思い出します。
勤めていた私は、それを夜中にやるので、近所に気兼ねでした。

その電子レンジが、あの地震の時に、台所の端まで飛んで、真
さかさまに落下していたので、まさか使えるとは思っていませ
んでした。
ところが、その後、神戸の家を再建し、1年半の寝屋川での避難
生活を終えて神戸に戻った時、電源に繋ぐと、普通に動いた時は
本当に感動しました。
そのマシンを、私は2年前まで、使っていてました。

2年前に、今の家に転居する時、私はそれを持って来ようかと考
えていましたが、「いくらなんでも、これは捨て時よ。」と
妹があきれて言うので、諦めました。
震災を生き延びたこのマシンを、私は同志の様な気持ちでみて
いたようです。

そして、転居時、電器屋さんで新たらしい電子レンジを買って
びっくり!
小さくて軽いし、しかも、牛乳用、ご飯暖め用のボタンがあっ
たりして、その便利なこと!とても、賢い器械です。
なのに、信じられないぐらい安い!

この二代目(あ、2台目でした)電子レンジで、今は、便利に
ごまめを作っています。
今年も、大量に作りましたが、皆さん、欲しいと言われたので、
又、持ち帰って貰いました。(チャン・チャン♪)

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2008.1.4 おせちパーティー(その2 )と「だいだい談義」



(1)
真中は、「ごぼうのたたき」です。
作り方は、たっぷりの白ごまを煎って、擂鉢ですっておきます。
そこへ、砂糖と醤油と、だいだいの絞り汁(無ければ酢と出汁)で
味付けをしておきます。
私は、料理に砂糖を全然使わない人ですが、唯一の例外が酢の物で、
特にお正月料理の酢の物は、結構砂糖を使います。

チタン鍋に湯を湧かし、5センチぐらいに切ったごぼうを柔らかく
茹でて、まな板の上に置き、すりこ木でたたきます。
たたいたら、熱いまま先の擂鉢に入れて、白ごまの衣をからめます。
冷えてゆく時に、味が染みて美味しくなります。

なお、正月3日間の自分の為に作ったごぼうのたたきは、少し固め
に茹でたのですが、カリカリと良い音がして、とても美味しかった
です。少し固いのもお薦めです。私はこの方が好みかも知れません。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ、思い出しました。このカリカリは、あの「山ごぼう」の音です。
「山ごぼう」はめったに売っていませんし、売っていても高価です。
形は、ごぼうの孫の様な細くて極小さなものですが、1パック5~6
本入り(ほんのちょっぴりです)で、400円ほどします。
私が始めて知ったのは、7~8年前でした。試しに買ってみたのです。
ぶつ切りにして、牛肉と炒めましたら、美味しいかったのなんのって…。

普通のごぼうの食感は、どちらかと言えば、どぶっとしています。
ところが、山ごぼうは、カリカリッとしています。爽やかです。
先日、百貨店で聞いたら、めったに入らないと言っていました。
又、見かけたら、買いたいと思います。

*************************************************
又、余談ですが、私は、酢の物の為に昨年末に「だいだい」を6個買
っていました(葉が取れてしまって、飾りに使えなくなった為、
除けてあったものを全部売って貰いました)が、最後に今年、この
ごぼうのたたきを作る段になって、だいだいが足りなくなりました。

新年2日か3日に、スーパーに買いに行きますと「残った分は全部、
年末に捨てました」と言うので、仰天!
「そんなもったいないこと。だいだいが最高なのよ。」と言うと、
「それは聞いたことがありますが、俺に言ってもらっても…。」
とアルバイト君(?)が言うので、可笑しくなってしまいました。
「それはそうよね。あなたに言ってもね。」と引き下がりました。
(去年は、このスーパーで、新年になったのでご用済(?)のだい
だいを、5~6個1袋に入れて、数十円で売ってくれたのに。)

斯く言う私も、実は5~6年前迄、「だいだい」がこんなにも美味
しいものだとは、知らなかったのです。
仲良しの八百屋の奥さんが「一度、騙されたと思って食べてみて!」
とあまりにも熱心に言うので、使ってみて、何と美味なのかと驚き
ました。
「だいだい」でなければ、という人が多いことも知りました。
特に、料理人の世界では、だいだいは無くてはならないものらしい
です。
それから、もう、病み付きになりました。
特にお正月料理に無くてはならないものになりました。
その後、その八百屋さんは閉店しました。
それから、私は「だいだい」を入手するのに、大変苦労しています。

なお、箕面のMさんによれば、京都の料理人は、だいだいを一年中
使える様に保存しているそうです。
絞り汁にしてではなく、実のまま保存する良い方法があるらしい…
とのことです。ぜひ、それを知りたいものです。

…と言うのは、この辺では、だいだいはお正月にしか手に入らない
ので、私は1箱買いをしていた時期があります。
でも、お正月以外はそんなに大量に使うものではなく、5~6月頃
には、カサカサになるので、半分ぐらい、泣く泣く捨てていました。

だいだいを1年中保存する方法を、いつか、知りたいと思います。

    ……<以上、「だいだい談義」でした。>……

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2008.1.4 おせちパーティー(その1)

4日は、友人達を招いて、おせちパーティーをひらきました。
お客は6名でした。
まず、料理からご紹介しましょう。



(1)
真中は、私の大好きなお煮染め類です。
とり肉、大根、こんにゃく、ごぼう、人参、しいたけ、たけのこ
きぬさやなどが入っています。
お煮染めは、1種類ずつ、別々に焚きます。
焚いた後、鍋のまま置いておき、完全に冷める迄触りません。
その時、どんどん美味しくなる様に思います。
ですから、家中の鍋が総動員です。
(私は、チタン鍋に出会う前は、昔から鍋コレクター(?)
でしたので、こんな時に、少しも困ることはありません。でも、
いずれ、チタン鍋だけでおせちを作る日が来そうに思います。)

その間、出汁を取ったり、野菜の下茹で(煮染めの野菜類はすべ
て下茹でをします)にと、チタン鍋2つが大活躍してくれます。
チタン鍋は、軽いことと、すぐ湧くこと、料理が美味しくなるこ
とで大重宝です。

私は、出汁は、昆布出汁とかつお出汁を別々に取っておき、素材
に合わせて、割合を替えて焚いています。

今日は、早めに来てくれた友人達が、お皿への盛り合わせを担当
してくれました。
友人達は、私の煮物類が、いつも煮汁が濁らず澄んでいることが
不思議だと言っています。
確かに、煮汁が濁っている時は、雑味があり美味しくありません。
美味しい煮物の条件は、煮汁が澄んでいることだと思います。

皆さんが、絶妙の味と喜んで食べてくれました。

(2)
奥の黄交趾の鉢の中の白いものは、「菊花かぶ」です。
私が、「日本料理の華」と思っている、一押しの料理です。

しかし今回は、折角の細かい細工が生きませんでした。
乱菊の様に花びらを拡げて、一輪ずつ間隔を空けて盛り付けると
目を奪われる美しさなのですが、ぎゅうぎゅうに盛られている為、
乱菊に見えず、本当に残念です。
一輪ずつの花の真中に、赤い鷹の爪の輪切りと、柚子の皮を載せ
なければなりません。
保存容器からお皿に移した時、乱れを直す、その作業が大切です。

豪華に花開かせてやりたかった!
写真を見ながら、少し落ち込みました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ、もう1つ言えば、正月3カ日の私の為のおせちでは、この菊花
かぶは、安くて近所でも売っている大蕪で作りました。
もちろん同じく細かな細工はしましたが、大蕪は少し固いので、
乱菊にはならないのです。自分の分ですから、それは承知でした。

でも、お客様には、美しい乱菊でもてなしたかった私は、大晦日に
大阪の百貨店へ出掛けて、ようやく、たった1個残っていた聖護院
大根を手に入れて、ほっとして帰って来ました。
これは、柔らかいので美しい細工が映えます。高価なだけあります。

盛り付けの時、味見の為に入れて置いた、切れ端まで入れようとし
ているを見て、それは入れないでと言ったのですが、「いいやん、
これも入れたら。」と、あるだけ全部をお皿に盛ってしまいました。

お皿に美しく盛って、残った分は保存容器にいれたままで良かった
のに、おせち大好きの私は、その残った分を、何日も掛けて楽しむ
人なのに、切り屑まであえて出す必要は無いのに…。
作る側の人と、そうでない人との温度差を、後で感じました。

(3)
右下は、「紅白なます」です。
これは、中高に盛らないと美しくありません。
盛り付けに文句ばかり言う私は、いけませんね。
(実は、この「おせち招待」は、今年で、打止めにしようと考えて
いますので、つい欲が出てしまうのです(有終の美?)。お許し下
さい。)

いずれも酢は「だいだいの絞り汁」のみ使用しているので、味は、
優しくまろやかでした。


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2008.1.3 正月三日目

(1)
正月三日目の朝食です。
三カ日間は、朝食にも、お酒を付けました。



(2)
朝食の酢の物などです。





(3)
昼食は、お善哉でした。
お餅2つでした。
紅白なますを、添えました。



(4)
正月三日目の夕食です。
この日で、自分の為に大晦日に作った野菜の煮染め類
(一種類ずつ全部別々に焚きました)は、綺麗に食べ
終りました。

私は、数年前、暫く全くお酒を飲まなかった時期があり、
すると急に酒量が落ちて、お正月のお屠蘇少しで完全に
酔っぱらって、起きていられない程になりました。
これは、ショックでした。
こんなに飲めなくなるものか?

それから、日常お酒を少し飲む様にしました。
なにを隠そう、この大好きなお正月を楽しむ為にです。

それで、今は酒量は戻り、この三カ日間、朝晩飲んで
4合瓶を1本空けました。
これは酒豪なのかどうか、いずれにしろお正月料理に、
お酒は不可欠だと思います。

**********************************************

4日に、来客があるので、自分のお正月は、ゆっくり
できません。
2日から、準備で、大わらわです。

ちなみに、4日は「ファイナル・おせち・パーティー」
の予定です。
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