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2015.02.05 冬のお助けマン「かす汁」

先日、近所の居酒屋さんで、かす汁を頂きました。(おばんざい遊膳家「ふみ氏」
するとその美味しいこと、美味しいこと!私はかす汁の美味しさに驚きました。

かす汁については、毎年兄嫁から「冬はかす汁が最高ね。沢山作って煮返しては毎日食べるのよ。
美味しくて、美味しくて大好き。」と聞いていました。
え~?何度も煮返す(まずそう!)、かす汁なんて味が有るの(なんか味がなさそう!)と私は
今迄全く関心が無かったのです。

それが、その日以来、一遍にかわりました。
酒粕は何処か良い酒蔵から縁故が有って特別美味しいものを取り寄せてるのかしら?と思って
お店の女性店主に聞くと、「スーパーで売っている酒粕を適当に買って来るだけ。」とのこと。
酒粕を溶かすのに手間がかかるでしょう?と聞くと、「いえいえ、鍋の中にちぎって入れておく
と、いつの間にか溶けますよ。」とのこと。


 

さっそくスーパーに行くと、板になっている酒粕以外に、ちぎってある様な酒粕もあったので、
それが便利かなと思って、その方を買いました。
そして、中に入れる材料は、まず昆布と鰹節で出汁を取り、大根、人参、ごぼう、こんにゃく、
生椎茸、薄揚げ、豚の細切れなどを全部薄切りにして、どんどん、どんどん入れて行きました。
下茹ではしませんでした。その時、酒粕も適当に入れました。味噌は入れないことにしました。
鍋一杯になりましたので、それをくつくつと煮て、酒、塩、醤油で味付けしました。
な~んと美味しい!感動でした。

 

何日も煮返すととろみが増して来ますので、水か出汁で少し緩めます。
1週間以上煮返しましたが、益々美味しくなっていて、最後の頃にはお変わりをしたほどです。

寒い冬は台所仕事も辛いものです。そんな時、美味しくて暖かいものが既に一品用意されている
と思うと気が楽ですね。第一、身体が温まります。
それに、 何と言っても、様々な根菜類をこんなに沢山摂取できるのが、かす汁の長所ですね。
まさに「かす汁は冬のお助けマン」だなと思いました。

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