高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

路地にも幸の 来るように。

2011年11月01日 03時13分37秒 | ●“夢”の原動力・仲間
昨夜は、一晩だけ風呂に入らなかっただけで、今まで深く考えなかった事を、考えてしまいました。


東日本大震災で、しばらく風呂にも入れなかった人たちは、どんな気持ちだったのだろう?

ホームレスの人たちは、風呂をどんなふうに思っているのだろう?

たった一晩だけなのに、少し人のことを考えるようになってるのは、何故なんだろうと思い行き着いたのが、最近、毎週やっている「市場通り」の、ゴミ拾いなんです。
(私以上に一緒に拾う熱心な人が2人増え、8週か、9週連続になりました…)


先日の日曜日は1人暮らしの74歳の男性と拾ったんですが、拾う毎にいろいろな人と話しを、する機会ができます。

ゴミ拾い中に、話し相手が欲しかったと言ってきた、79歳の独居老人の女性。

実の娘さんとケンカをして、途法に暮れて話しかけてきた70歳の女性。

「ご苦労様です」と、小さな声で声をかけてくださる、高齢の男性。

そして、ある理容店や、ある宝くじ売り場の前を拾って過ぎた時、追いかけるように外に飛び出してきて、「ご苦労様です!」と大きな声で声をかけて下さった人たち。

地味な活動をする程、社会が見えてくる気がしました・・・


先日の話しに戻します。

ゴミ拾いをしていて、ゴミが全く落ちてない所が、7丁目の市場通りにいくつかあります。

店の人や家の人が前を、掃除しているんです。

先日、その一つでゴミ拾いをしてる人に、偶然会ったのです。


77歳の女性でした。

聞けば10m程の路地のような一角を、1年以上前からやっているとか。

目標は100歳までゴミ拾いをして、読売新聞の記事に載るのが“夢”だと、屈託なく笑っていたんです。

とても人を引き付ける素敵な笑顔でした。


歳を重ねても“夢”を持っている人は、やはり素敵です。

歳を重ねた人からは、本当は学ぶことばかりです。

まるで、下町の太陽みたいな方でした。



倍賞千恵子 -「下町の太陽」
コメント
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