週末のいろいろ予定があった中、二日で読み切ったのがこの本です。
私の父(86歳)が予科練出身で、しかも、特攻隊に志願した人でもあったので、この本を読んでる時は、まるで父と初めて対話をしている気持ちになりました。
6年前に単行本で刊行され、3年前から文庫本で出されていたそうです。
文庫本でミリオンセラーになっていた本だそうですが、情報収集に片寄りがある私としては知る由もありません。
作者は参考文献として200~300冊も本を読んだそうで、そのミステリアスで引き込まれるストーリー性も然る事ながら、日本が敗戦に至った“失敗の本質”を捉えてる本としても、一級の本だと思います。
終戦の年に、父は特攻隊に志願したそうですが、その時の教官に「○○さん、日本は負けるから、無駄死にするな」と、止められたそうです。
本を読んでいて、主人公がまるで父を“救った”その教官に思えて、暫くなりませんでした。
今年になって足が不自由になり、父は急激に心身が弱りました。
去年までの父とは別人のようです。
父とは戦争の話しを、直接話したことがありません。
多分、聞いても嫌がると思います。
先に書いたことも、誰かに話してるのを横で聞いていただけです。
でも、この本を読んで父と体験の話しがしたくなりました。
何か伝え残さないといけない、義務があるのではないかと感じたからです。
これも、この本を読んで感動したからだと思います。
本当の“感動”とは何かを見て聞いた後で、“感じて動けるか”どうかだと思います。
そう云う意味では、この本は久々に感動した本でした。
今日の選曲も悩みました・・・
『The Sound of Silence(original version)』 - Simon and Garfunkel
私の父(86歳)が予科練出身で、しかも、特攻隊に志願した人でもあったので、この本を読んでる時は、まるで父と初めて対話をしている気持ちになりました。
6年前に単行本で刊行され、3年前から文庫本で出されていたそうです。
文庫本でミリオンセラーになっていた本だそうですが、情報収集に片寄りがある私としては知る由もありません。
作者は参考文献として200~300冊も本を読んだそうで、そのミステリアスで引き込まれるストーリー性も然る事ながら、日本が敗戦に至った“失敗の本質”を捉えてる本としても、一級の本だと思います。
終戦の年に、父は特攻隊に志願したそうですが、その時の教官に「○○さん、日本は負けるから、無駄死にするな」と、止められたそうです。
本を読んでいて、主人公がまるで父を“救った”その教官に思えて、暫くなりませんでした。
今年になって足が不自由になり、父は急激に心身が弱りました。
去年までの父とは別人のようです。
父とは戦争の話しを、直接話したことがありません。
多分、聞いても嫌がると思います。
先に書いたことも、誰かに話してるのを横で聞いていただけです。
でも、この本を読んで父と体験の話しがしたくなりました。
何か伝え残さないといけない、義務があるのではないかと感じたからです。
これも、この本を読んで感動したからだと思います。
本当の“感動”とは何かを見て聞いた後で、“感じて動けるか”どうかだと思います。
そう云う意味では、この本は久々に感動した本でした。
今日の選曲も悩みました・・・
『The Sound of Silence(original version)』 - Simon and Garfunkel