高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

山本周五郎・・・『新潮記』

2013年04月12日 02時26分29秒 | ●“私を支える”一言・本・音楽.etc・・・
名作や名曲は月日がどんなに経っても、色褪せない感動や希望を与えるものだと、この本を読んで確信しました。

大河ドラマ『八重の桜』を観て、幕末の徳川水戸家に関心を持ち、古本屋で買った本です。

そして、自分が一番共感を持てる作家が、山本周五郎であると再確認できました。

自分の“人となり”を表す作家とも云っていいと思います。


この本を買ったのは、先週末に高島平の隣り駅、西台駅近くで見つけた古本屋さんなんですが、周五郎ファンを宣言していて、この本のことは全然知りませんでした。

たまたま、その本屋さんで見つけ、水戸藩絡みの内容なので買ったのは、先に書いたとおりです。

昭和18年に書かれたこの本が、丁度、70年経った今日に読んで、希望と勇気を与えられました。


今まで山本周五郎の本で、人に薦めようと買った本の第1位は『日本婦道記』、第2位が先日もブログに書いた『ながい坂』、第3位が『樅の木は残った』でした。

『新潮記』はそのどれとも時代背景が違い、新しい時代への始まり、その胎動と苦難に打ち勝つ応援歌でもあります。

今の時代性を考えると、きっとこれからこの本を何冊も買い、すぐに第2位の本になるかもしれません。


70年前に書かれた本に、いま爽やかな感動を感じております・・・




『この世に人と生まれたからは』 - 夏川りみ
コメント
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