高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

『竜馬がゆく』

2015年01月01日 00時57分08秒 | ●“私を支える”一言・本・音楽.etc・・・
今年一年が今日で終わります。

早いものです。

丁度、会社勤めを辞めて、丸3年が経った訳でもあります。

その一年一年に思い出がありますが、今年は今後に影響する出会いが、いろいろありました。

特にこの本はそうです。

何せ読み終えて直ぐに、2度も読み直したぐらいですから・・・


元々、天邪鬼の性格。

歴史上有名な人物より、むしろそれまで、マイナーな人物にスポットが当たった、本を好んで読むタイプ。

例えば武田信玄よりは、弟の信繁。

豊臣秀吉よりも、弟の秀長が描かれた本は好んで読みました。


司馬遼太郎も『坂の上の雲』は別格として、『峠』には強い影響を受け、主人公の河井継之助に関する本は、何冊も持ってる程です。

当然(?)、歴史上余りにも有名な、坂本竜馬の『竜馬がゆく』には、全くと言っていい程、関心がありませんでした。

それが変わったのが夏にテレビで観た、『戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか』で、彼が取り上げられ、『竜馬がゆく』を書いた経緯を知ったからです。

彼の作家として原点は、陸軍少尉で終戦を経験して、その時の愚かな戦争へにと突入した、日本と日本人への疑問でした。

『竜馬がゆく』は戦後、日本の復興の応援歌のようなもの。

しかし、太平洋戦争へとつながる、明治維新当時の日本人の、気質も読み取れます。

日本の政治家と称する人が、『竜馬がゆく』と『坂の上の雲』を読んでくれれば、もう少しまともな国になると思います。


もう、時間を見れば新しい年になってます。

今年最後のブログはこの辺にします。

皆さん、どうぞ良いお年を。





『RYDEEN』- YMO
コメント
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