二日続けてフォークルの曲を。
この「悲しくてやりきれない」の原曲をご存知でしょうか?
実は昨日の「イムジン河」です。
と言っても、すごいエピソードがあり、そのイムジン河のレコードは、1968年の2月に発売予定でした。
しかし、今週の曲としてラジオで、発売前に一週間紹介され、すぐに気に入って、レコードを買いに行ったら、発売が急遽中止に。
発売中止の理由は、元々は北朝鮮で知られていた曲で、発売の段階で作者不詳として、歌詞も二番、三番も変えてレコード化したら、朝鮮総連からクレームがきたためです。
そこでメンバーの加藤和彦が、イムジン河を逆回転させたメロディーに、サトウハチローが歌詞を作り、翌月に突貫で発売した、いわくつきの?の曲。
だから、レコードジャケットも流用です。
自分が中学2年から3年の時のことで、1年間だけの活動のこのグループには、とにかく影響を受けました。
加藤和彦の遊び心と音楽のセンス、彼の12弦ギターの音色、3人のハーモニー、それに活動は最初から1年と決め、人気があったにも関わらず、解散した潔さ等、自分が多感な時期に、何もが新鮮で強烈した。
たまたま、メンバーでただ一人生きている、北山修の当時を語るエッセイを、ネットで昨日読み、懐かしくもあり、原点回帰の意味も込めて書いた次第です。
『悲しくてやりきれない』‐ ザ・フォーク・クルセダーズ