高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

『ユエの流れ』 マリオ・清藤

2011年07月26日 02時40分49秒 | ●“私を支える”一言・本・音楽.etc・・・
私の最初の海外旅行は、31年前に新婚旅行で行ったタイでした。

それは全てが新鮮で、刺激的で、エキゾチックで、そして初めての国なのに、どこか懐かしさもあり、その時の思い出が、今でも昨日のことのように甦ります。


今日もそうでした・・・

夏の陽射しが少し戻った今日、会社から2回目の外出は午後4時半でした。

夕方の手前の時間帯は、微妙な陽の色の違いで、色々な思い出が頭を過ぎります。

今日は31年前に見た、同じ時間帯のタイの大河を、思い出したんです。


河の色は黄土色でしたが、あくまでもゆったりと大陸的で、優しい河にも見えました。

それは中学の時に聴いた、この曲のせいだったかもしれません。

最初に聴いたのは、フォーク・クルセダーズのカバー盤でした。
http://www.youtube.com/watch?v=YalORYrTC5c&feature=related

今日はオリジナル盤を載せます。

ユエはベトナムを代表する古都。

「ユエの流れ」は古都を流れる「香江」のことです。

原曲は1946年頃のベトナムの歌らしいです。

当時、ベトナムに残っていた日本兵の間でも広く歌われたとか。


ベトナム戦争でユエ(フエ)は廃墟と化しました。

終戦直後の歌が、作られてから20余年後に、同じ国の戦争の反戦歌になるとは・・・


因みに英語のタイトルは「The Moonlight In Hue」です。

何とも甘く、哀しい名曲です・・・



  『ユエの流れ」 作詞:桐雄二郎

  流れは月にきらめき 憶いは波にゆらめく 
  恋しやあの人の胸 くるめく愛のくちづけ
  黒髪匂いをこめて 唇花より紅く
  粧(よそお)いこらして待てど あの人は来ない    

  遥かにひびく 太鼓の音は
  涙をそそる 別離の調べ

 
  母なるユエの流れよ 愛をば守らせ給え   
  火を焚く祭りの夜に 燃え立つ切ない恋よ
  梢に月はかたむき 崩れた城跡悲し
  涙で星影消えて あの人は来ない

  愛しい人は 何故何故来ない
  わたしは独り 淋しく帰る




『ユエの流れ』マリオ・清藤
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2 コメント

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ユエの流れ (野口眞一郎)
2012-10-23 10:09:17
1968年ころ
当時 東芝レコードから 発売された 「マリオ清藤」の
「ユエの流れ」の音源と オリジナルジャケットの解説を
探しつづけています。

作曲者は 須摩洋朔 戦前戦後 軍 自衛隊で活動し
2000年に93歳で亡くなっています。
陸上自衛隊中央音楽隊に 資料のほとんどが残されて
いますが 「ユエの流れ」に関しては残っていません。

もし ご協力いただけるのであれば
オリジナル レコードの 音源コピー と
ジャケット(表紙 解説)を 自衛隊で音楽活動をしている友人に 補完(保管)資料として送ってあげたいと
考えています。

私は 音楽制作をしています。

よろしくお願いいたします。

       東京・国分寺      野口眞一郎

メール: qqwa5vqd@lilac.ocn.ne.jp
返信する
ユエの流れ (ミストラル)
2012-10-24 00:06:16
野口様

コメント有難うございます。

アカウントが削除される前はオリジナルジャケットが載っていたのですが、解説となるとなかなか見つかりません・・・

「レコード柿の種」さんのブログでオリジナルジャケットの画像を見つけました。 

メールでお伝えしますので、ご本人に連絡を取られると、お探しの解説が見られるかもしれません。

フォークルの中で大好きな曲でした。
野口様の希望が叶うと私も嬉しいです。

ミストラル
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