2012.12/14 (Fri)
さて、金曜日が終わろうとしている。
いよいよ明後日は衆院選。
本当に今回は党が沢山になって、マスメディアは
「多党化したので選ぶのが大変になった」
なんて、今更ながらのことを言うし、国民の方も例によって街頭インタビューではメディアの期待通り、
「党が多くてどこを選んだら良いか分からない」
とか
「政策が漠然としていて。もっと具体的に言ってくれないと」
とか。「お客様は神様」みたいに高飛車だ。
でもねえ。「党が多くて大変だ」って言うけど、一体、何人「新しい顔」が出てきましたか?
大まかに、「その顔(旗)の下に集まっているのが政党」なんだ、という捉え方、間違っちゃいないでしょう?
政党名が新しくなったって、その旗の色はそうそう変わるものじゃない。共産党の旗は赤!白だとか緑に変わることはない。
いや、そういうことじゃなくって、同じような考えの人が集まって結束し、つくり上げた中心理念、というのが政党色であるから、それはそんなにしょっちゅう変わる筈はないということです。
橋下市長と石原前都知事が一緒になって日本維新の会。まあこれはメディアに多く露出してるから、誰だって知ってます。
北海道で松山千春の友が頑張ってる新党大地。あとは?嘉田知事の未来の党?ああ、小沢新党のことですよね?
ほら!「多党化」ったって、新しい党は維新の会と小沢新党だけじゃないですか。
「あらら?この程度なら大した数じゃないな」
と思いませんか?
「マスメディアに乗せられちまったぜ!」
と言ってほしいですねぇ。
「何言ってんだ!そんなことじゃないよ。数が多くなって、微妙に違うこと言うから、選ぶのが難しいんだろ!党の数なんか関係ないんだよ!」
と叱られそうです。
でもそれこそメディアにしっかり乗せられてますよ。
日本は表向き、民主主義。みんなが主人公。だから、みんなが一票。
選挙について何か月も前から調べ上げ、当日は水垢離をして神仏に祈り、それからネクタイ締めて、愛用の筆記具持って眦決して、
「いざ、選挙じゃ!」
と言う人もあれば、
「あなたの一票が国の将来を決めるのよ!さあ、一緒に参りましょう!」
と新妻に手を引かれ、渋々投票所に連行(?)される人もいる。
みぃ~~んな一票です。
つまり「分かってる人」も、「何も考えのない人」も、同じ一票。
さて、金曜日が終わろうとしている。
いよいよ明後日は衆院選。
本当に今回は党が沢山になって、マスメディアは
「多党化したので選ぶのが大変になった」
なんて、今更ながらのことを言うし、国民の方も例によって街頭インタビューではメディアの期待通り、
「党が多くてどこを選んだら良いか分からない」
とか
「政策が漠然としていて。もっと具体的に言ってくれないと」
とか。「お客様は神様」みたいに高飛車だ。
でもねえ。「党が多くて大変だ」って言うけど、一体、何人「新しい顔」が出てきましたか?
大まかに、「その顔(旗)の下に集まっているのが政党」なんだ、という捉え方、間違っちゃいないでしょう?
政党名が新しくなったって、その旗の色はそうそう変わるものじゃない。共産党の旗は赤!白だとか緑に変わることはない。
いや、そういうことじゃなくって、同じような考えの人が集まって結束し、つくり上げた中心理念、というのが政党色であるから、それはそんなにしょっちゅう変わる筈はないということです。
橋下市長と石原前都知事が一緒になって日本維新の会。まあこれはメディアに多く露出してるから、誰だって知ってます。
北海道で松山千春の友が頑張ってる新党大地。あとは?嘉田知事の未来の党?ああ、小沢新党のことですよね?
ほら!「多党化」ったって、新しい党は維新の会と小沢新党だけじゃないですか。
「あらら?この程度なら大した数じゃないな」
と思いませんか?
「マスメディアに乗せられちまったぜ!」
と言ってほしいですねぇ。
「何言ってんだ!そんなことじゃないよ。数が多くなって、微妙に違うこと言うから、選ぶのが難しいんだろ!党の数なんか関係ないんだよ!」
と叱られそうです。
でもそれこそメディアにしっかり乗せられてますよ。
日本は表向き、民主主義。みんなが主人公。だから、みんなが一票。
選挙について何か月も前から調べ上げ、当日は水垢離をして神仏に祈り、それからネクタイ締めて、愛用の筆記具持って眦決して、
「いざ、選挙じゃ!」
と言う人もあれば、
「あなたの一票が国の将来を決めるのよ!さあ、一緒に参りましょう!」
と新妻に手を引かれ、渋々投票所に連行(?)される人もいる。
みぃ~~んな一票です。
つまり「分かってる人」も、「何も考えのない人」も、同じ一票。
そして、微妙なことを言ってる党は、初めから「党の考えを分かって欲しい」「議席を多数取りたい」という気がない、「政治を、国を、我々(自党)の力で動かさなければならない!」という気概がない、ということです。
「分かり易く」、ではない。「難しくとも説明しよう」という気迫の問題です。
これが「政治姿勢」、です。何も考えのない人に対しても、「同じ一票」として正心誠意で向き合ってこそ、「代議士」。
だったら、別に迷うことなんかないでしょう。立候補者が多くたって、単純なことです。
自党の絵を説明せず、他党の批判で自党の立場を相対化し、優位にあるようなイメージをつくろうとする、などという姑息な手段を使わない政党を選ぶしかない。
攻撃相手がいなければ自党の旗色を鮮明にできない、なんてのは「政党」とは言えない。
もう一つ。
「どの政党を『選ん』だらいいのか」という言い方。
敢えて憎まれ口を叩きます。
「清き一票」って、とても響きのいい言葉ですが、何故、「清き一票」と言うんでしょう。一体どこが、何が「清らか」なんでしょう。
私利私欲が絡んだら、「清らか」とは言えないんでしょう?
でも、投票に行く国民は、「年金が~」「給料が~」「保険が~」、でしょう?
「己の生活の豊かさを実現させるために投票に行く」。
・・・・これ、「清らか」ですか?正月の初詣と同じじゃないですか?
靖國神社に、「就職できますように」「商売が繁盛しますように」なんて願掛けには行かないでしょう?
「命も要らず、名も要らず~」は政治家の心構えではあったけれども、明治憲法の下、初めて参政権を得た人は、投票できることをこの上もない名誉だと思っていた。己の生活の更なる豊かさを求めてではなく、「国のために微力ながら」、一票を投ずるのだ、と思っていた。
そこに思いを致せば、
「国のために、この人に力を尽くして欲しい。だから私はこの人に一票を投ずる」
と、しかならない。
「そのために政界再編が必要なのだ。民主党から多くの議員が飛び出したのも、たちあがれ日本がいきなり維新の会と合流したのも、超党派の創世日本がつくられたのも、みんな政界再編のはじまりだったんだ」
肯定的に、こんなことをいうメディアがあったって良いだろう。
それが
「多党化だ」
「似たようなのが好き嫌いで分裂しただけじゃないか」
みたいな、突き放した冷たい報道ばかりが目につく。
揚句に、有権者には
「個々人がマニフェストをしっかり読め」
、だ。
「政策、政党、人、の順で選ぶべき」
、なんてのもあった。学習塾じゃあるまいし。マニュアル教えてどうする!
政界再編成の始まり。全て国のために、人々は走り回っている。
さすがに最近は全くと言っていいくらいに聞かなくなったけど、メディアどころか政治家までが一時、「政界も、ガラガラポンしなきゃだめですよ」などと言っていた。
そんな、人をバカにした物言いをする人物は決して認めるべきではない。
政治は任せるのではなく、託すものなんだから、上から目線で仕分けするのではなく、国民みんなで支えて行くことが一流の政治家輩出を促し、一流の政治実現につながる。
その「国民の姿勢」から、政治家は国民の「意気に感じて」猛烈に努力をしてくれるものなんじゃないでしょうか。甘い?
「甘い!」なんて言ってたんじゃ、政治は変わりませんよ。
誰だって、「信なくんば立たず」です。
「分かり易く」、ではない。「難しくとも説明しよう」という気迫の問題です。
これが「政治姿勢」、です。何も考えのない人に対しても、「同じ一票」として正心誠意で向き合ってこそ、「代議士」。
だったら、別に迷うことなんかないでしょう。立候補者が多くたって、単純なことです。
自党の絵を説明せず、他党の批判で自党の立場を相対化し、優位にあるようなイメージをつくろうとする、などという姑息な手段を使わない政党を選ぶしかない。
攻撃相手がいなければ自党の旗色を鮮明にできない、なんてのは「政党」とは言えない。
もう一つ。
「どの政党を『選ん』だらいいのか」という言い方。
敢えて憎まれ口を叩きます。
「清き一票」って、とても響きのいい言葉ですが、何故、「清き一票」と言うんでしょう。一体どこが、何が「清らか」なんでしょう。
私利私欲が絡んだら、「清らか」とは言えないんでしょう?
でも、投票に行く国民は、「年金が~」「給料が~」「保険が~」、でしょう?
「己の生活の豊かさを実現させるために投票に行く」。
・・・・これ、「清らか」ですか?正月の初詣と同じじゃないですか?
靖國神社に、「就職できますように」「商売が繁盛しますように」なんて願掛けには行かないでしょう?
「命も要らず、名も要らず~」は政治家の心構えではあったけれども、明治憲法の下、初めて参政権を得た人は、投票できることをこの上もない名誉だと思っていた。己の生活の更なる豊かさを求めてではなく、「国のために微力ながら」、一票を投ずるのだ、と思っていた。
そこに思いを致せば、
「国のために、この人に力を尽くして欲しい。だから私はこの人に一票を投ずる」
と、しかならない。
「そのために政界再編が必要なのだ。民主党から多くの議員が飛び出したのも、たちあがれ日本がいきなり維新の会と合流したのも、超党派の創世日本がつくられたのも、みんな政界再編のはじまりだったんだ」
肯定的に、こんなことをいうメディアがあったって良いだろう。
それが
「多党化だ」
「似たようなのが好き嫌いで分裂しただけじゃないか」
みたいな、突き放した冷たい報道ばかりが目につく。
揚句に、有権者には
「個々人がマニフェストをしっかり読め」
、だ。
「政策、政党、人、の順で選ぶべき」
、なんてのもあった。学習塾じゃあるまいし。マニュアル教えてどうする!
政界再編成の始まり。全て国のために、人々は走り回っている。
さすがに最近は全くと言っていいくらいに聞かなくなったけど、メディアどころか政治家までが一時、「政界も、ガラガラポンしなきゃだめですよ」などと言っていた。
そんな、人をバカにした物言いをする人物は決して認めるべきではない。
政治は任せるのではなく、託すものなんだから、上から目線で仕分けするのではなく、国民みんなで支えて行くことが一流の政治家輩出を促し、一流の政治実現につながる。
その「国民の姿勢」から、政治家は国民の「意気に感じて」猛烈に努力をしてくれるものなんじゃないでしょうか。甘い?
「甘い!」なんて言ってたんじゃ、政治は変わりませんよ。
誰だって、「信なくんば立たず」です。