2011.10/07 (Fri)
今日(10月5日)数十名の国会議員が外遊に出発したそうです。
「この時期に何億(計約5億6千万円)もの金を遣って・・・・」
とニュースでやってました。
御丁寧にフランス支局の記者が、予算委会の中井洽(でしたね?蛤じゃないですよ)議長に質問、
「君は何を言っとるんだ!金融危機のことも知らんとは、全然ダメだな!」
と叱られるという場面をつけて。
記者は知らなかった筈はないんですけどね、勢いに押され、決め付けられて気の毒なことでした。さすがは元公安委員長、迫力あります。
けど、テレビ局としては美味しいコメントが採れた、みたいなところでしょう。
ヨーロッパの金融危機、チェルノブイリの現状視察、ギリシャの現状、等々を視察して回るんだそうです。
ところで、「外遊」と書きますが、本来、一般的だったのは「外游」だったんだそうですね。まあ、どちらも意味は大して変わりませんが。
「遊学」、「游学」の「游」「遊」は必要に応じて、場所を移動する、「学問」の形を表わしているんだそうです。
「方(はた)」を立てて、「子(学者、学生)」が行く様子。何かを学ぶわけですから、ここに半年、あちらで数ヶ月、あるいは数年、という風に移動するのが普通です。
その様子を「遊ぶ」という一般的な日本語の意味で解釈すると、
「ちょっとちょっと!何で今頃!」
となるわけですが、日本語でも「遊ぶ」には「習い覚えたことを自身の思い通りに、自由に操ってみる」という意味があります。
つまり、「学びて時にこれを習う」、は「游学」の一側面、ということになる。
大陸は「南船北馬」の言葉通り、北は平原、南は大河が多く、支流だらけ。
学問はこちらに数ヶ月、あちらに半年、と移動しながら重ねていくので、そのためには道を歩くか、船で移動するか、となる。
で、「遊」か「游」か、となったわけなんだそうです。
そして、学問は大陸南部の方が盛んだったため、「遊学」よりも船で移動する「游学」の語の方が一般的に使われていたんだそうです。
というわけで、「外遊」は国外への遊学、ということですから、決して遊びにいくわけではない。
国会議員が行くんですから、飽く迄も「研究、調査、視察」ということなんです。
だから、「今、この時期に・・・」というのは分かるけれど、「その分を被災地に・・・」というのは必ずしも正しい見解とは言えない。
敢えて、「実情を知るために」「より深く物事を理解するために」、この時期に行く。
「国民から白眼視されたって、かまわない。結局国の為になるのなら、泥をかぶったってかまわない。陰口たたかれたってかまわない!」
そんな覚悟で行く。すばらしいことじゃありませんか。
超党派議員団なんだそうですが、当然、民主党が中心。
民主党議員もさすがに与党議員としての自覚が出来て来たんでしょう。「エステ」とか「観光」とか「ゴルフ」、じゃないんですよ、今回は(多分)。
でも、気になることがあるんです。一体、何日行くんでしょう。まさか、ほんの数日、じゃないでしょうね。通貨危機にせよ、被曝のその後にせよ、まだ真っ只中で、関係の人々はおそらく死に物狂いで頑張っている最中でしょう?
僅か数日で、何を学んで来るんでしょう。
「おお~っ。大変なんだなあ」と感じて帰るのが関の山、みたいな気がするんですが。
でも、学んで帰って来なければ
「国会議員という立場を悪用して、数億もの金を無駄に使った政治家」
と決め付けられることになるんですが・・・。
いや、「外遊」なんですから、そんなバカなことにはならないでしょう。
「帰朝報告演説会」をやってもらえたらうれしいんですが。
それをテレビで全部流す。
視聴率が30%くらいになれば、日本の政治は変わるでしょうね。
結局は、やっぱり我々国民次第ですねぇ
今日(10月5日)数十名の国会議員が外遊に出発したそうです。
「この時期に何億(計約5億6千万円)もの金を遣って・・・・」
とニュースでやってました。
御丁寧にフランス支局の記者が、予算委会の中井洽(でしたね?蛤じゃないですよ)議長に質問、
「君は何を言っとるんだ!金融危機のことも知らんとは、全然ダメだな!」
と叱られるという場面をつけて。
記者は知らなかった筈はないんですけどね、勢いに押され、決め付けられて気の毒なことでした。さすがは元公安委員長、迫力あります。
けど、テレビ局としては美味しいコメントが採れた、みたいなところでしょう。
ヨーロッパの金融危機、チェルノブイリの現状視察、ギリシャの現状、等々を視察して回るんだそうです。
ところで、「外遊」と書きますが、本来、一般的だったのは「外游」だったんだそうですね。まあ、どちらも意味は大して変わりませんが。
「遊学」、「游学」の「游」「遊」は必要に応じて、場所を移動する、「学問」の形を表わしているんだそうです。
「方(はた)」を立てて、「子(学者、学生)」が行く様子。何かを学ぶわけですから、ここに半年、あちらで数ヶ月、あるいは数年、という風に移動するのが普通です。
その様子を「遊ぶ」という一般的な日本語の意味で解釈すると、
「ちょっとちょっと!何で今頃!」
となるわけですが、日本語でも「遊ぶ」には「習い覚えたことを自身の思い通りに、自由に操ってみる」という意味があります。
つまり、「学びて時にこれを習う」、は「游学」の一側面、ということになる。
大陸は「南船北馬」の言葉通り、北は平原、南は大河が多く、支流だらけ。
学問はこちらに数ヶ月、あちらに半年、と移動しながら重ねていくので、そのためには道を歩くか、船で移動するか、となる。
で、「遊」か「游」か、となったわけなんだそうです。
そして、学問は大陸南部の方が盛んだったため、「遊学」よりも船で移動する「游学」の語の方が一般的に使われていたんだそうです。
というわけで、「外遊」は国外への遊学、ということですから、決して遊びにいくわけではない。
国会議員が行くんですから、飽く迄も「研究、調査、視察」ということなんです。
だから、「今、この時期に・・・」というのは分かるけれど、「その分を被災地に・・・」というのは必ずしも正しい見解とは言えない。
敢えて、「実情を知るために」「より深く物事を理解するために」、この時期に行く。
「国民から白眼視されたって、かまわない。結局国の為になるのなら、泥をかぶったってかまわない。陰口たたかれたってかまわない!」
そんな覚悟で行く。すばらしいことじゃありませんか。
超党派議員団なんだそうですが、当然、民主党が中心。
民主党議員もさすがに与党議員としての自覚が出来て来たんでしょう。「エステ」とか「観光」とか「ゴルフ」、じゃないんですよ、今回は(多分)。
でも、気になることがあるんです。一体、何日行くんでしょう。まさか、ほんの数日、じゃないでしょうね。通貨危機にせよ、被曝のその後にせよ、まだ真っ只中で、関係の人々はおそらく死に物狂いで頑張っている最中でしょう?
僅か数日で、何を学んで来るんでしょう。
「おお~っ。大変なんだなあ」と感じて帰るのが関の山、みたいな気がするんですが。
でも、学んで帰って来なければ
「国会議員という立場を悪用して、数億もの金を無駄に使った政治家」
と決め付けられることになるんですが・・・。
いや、「外遊」なんですから、そんなバカなことにはならないでしょう。
「帰朝報告演説会」をやってもらえたらうれしいんですが。
それをテレビで全部流す。
視聴率が30%くらいになれば、日本の政治は変わるでしょうね。
結局は、やっぱり我々国民次第ですねぇ