12月3日
夕食は7時半、とこれまでになく遅い時間になってしまった。
何故だろう、と思って振り返ってみる。
歯の治療は10時からだったし、なかなか刺激的というか、ホントに神経の近くに何度も強風を当てられながらの治療というのは、以前の呼吸ができない「拷問」みたいなのではないけれど、だからと言って時たまチクチクやられる「嫌がらせ」みたいなものでもない。
その両方がセットでやって来る「お楽しみ二色丼」?
勿論治療を受ける側には「お楽しみ」、なんかじゃない。
「そいつのせいで、心身共にくたばっていたのかもしれない。」
・・・・と思ってみた。
それとも、9月に始まった歯の治療が、気が付けば12月。それでもまだ終わらない、年内に終わるかどうか定かではない、と気が付いて茫然としていたのか。
・・・どちらにしても、とにかく何にもしてないのに時間だけが過ぎていた。
7時半。とにかく何か食べよう。
ご飯にしようかと思ったが、何かおかずを作らなきゃならない。味噌汁はあるけど、それだけじゃ寂しい。何より独居老人は心だけは豊かじゃなきゃ。気分的にみじめなのは毎日が勿体ない。
だったら、やはり朝から思っていた、というより朝ごはんになる予定だった残りのパリジャンを、先日の反省を踏まえて竹串で刺したサンドイッチにしよう。
今度はうまくいった。
なまじパンをくっつけたままにせず、きっぱりと二つに切ってしまう。それをまず焼いて、それからレタスと焼いたベーコンを、挟むのでなく「置いて」いき、それから竹串で留める。
反省点はマスタードをパンに直接塗り付けるのは無駄が多いので、置いたベーコンに塗ること、くらいか。
まあ、それでも三本串を打ち、三つに切ってかぶりつくのは思ったよりも食べやすくて良かった。
そうだ、反省点がもう一つあった。折角二つに切ったんだから、重ねないで分けて焼いたら、もっとうまくなるかも。