12月6日(日)
昨晩遅くにネットを見ていたら、ちょうど手ごろなオーバーオールが見つかった。
金額も一万を少し切る程度だから買っておくか、と注文することにした。
配送法の手続きも決め、送信して気が付いた。日曜一日置いて、月曜に着く、とある。
ということは、一日、家に居なければならない。つまり、月曜は基本、出掛けられない。
月曜に「岩津葱」を買いに行くつもりだった。
昔、地元のSUNテレビで兵庫県下の色々なところを紹介する、言ってみればのんびりした「アド街ック天国」の兵庫県版みたいな番組があって、そこでこの葱の紹介をしていた。
絶滅寸前になっていた珍しい葱だが「とてもおいしいから」、と地元の僅かの農家が栽培を続けているのを取材していたのだが、気が付いたらいつの間にか神戸の方でも見かけるようになり、値段も二倍くらいだけれど確かにうまい。
数年前、偶々通りかかった道がその産地で、生産農家が各自、簡易な小屋を道端に建て、販売しているのを目にした。
クルマだったのでこれは買って置かねば、と早速購入。教えてもらった通り、根元を湿った紙で包んで勝手口の隅に置いて、二週間くらいかけて食べた。全く傷む様子はなかった。
これに味を占めて、翌年も行ってみたが、まだ販売されていなかった。
下調べをしていかなかったこっちが悪い、と思いながらも、もう一度行こうと思っているうちに日が過ぎた。
11月23日が販売解禁日、というのがいつの間にか決まっていて、それまではとにかく売らないらしい、と分かる。ブランド力付け?権威付け?
でも、「11月23日」としたのは、間違いなく「新嘗祭」を意識しているのだろう。
それでは、と11月の末に訪れてみた。小屋は道端に在ったが販売している風はなかった。時たま「岩津葱」ののぼり旗は目に入るが、販売しているところはない。定休日??
仕方がないので、道の駅で買うことにした。聞くと、高齢化で継ぐ者がいないので、みんな自分で売るよりもここに預けた方が良いということになったのだそうだ。
テレビで見たのは三十年以上前。そのころから段々に栽培する人が増えたとしても、当時の人はもう八十代だろう。冬しか採れないものだから、専業農家としてやるには無理がある。
というわけで、11月23日以降、何度も買いに行くことを計画していたのだが、半月近くたってやっと行けそうな感じになった。
12月半ばを過ぎれば、急に冷え込むらしい。そうなるとスタッドレスタイヤを付けてなければ心配だ。付けてたって、この運転技術では心配だ。何とかそれまでに行かなければ、と食い意地は意気軒高。
月曜はオーバーオールが届くから出られない。
火曜日はともかく、水曜日は歯の治療がある。
そうなると、火曜日か。第二候補日は木曜日。
さて、どうなる。