CubとSRと

ただの日記

産経がおかしい?

2021年03月04日 | 心の持ち様
(読者の声2)
「退任後初の演説でトランプ氏再出場示唆」と題してオーランドでのトランプ発言を2日付け産経新聞が大きく報じていますが、この記事も黒瀬記者が書いたもので「・・・(トランプは)不正があったとする信頼に足る証拠や裏付けに乏しい主張を改めて展開している・・・」と記者の「私見」を「堂々と」あたかも客観的事実の如く記しています。
 しかし、今問題になっていることはアメリカのリベラル系マスコミがこぞって「・・・不正があったとする信頼に足る証拠や裏付けに乏しい主張を改めて展開・・・」と断定すること自体が本当に適切であるのか?
「証拠や裏付けに乏しい主張」なのか? そうではないのではないか? ということです。
この肝腎な論点に関しては、WILLやHANADAの最新号はもとより、各種ネットニュースの中でもこのこと自体が疑わしいのだという記事があふれていることは、普通の読者なら誰もが気付いていると思います。
一体、産経新聞はどうなっているのだろう?
なぜ黒瀬記者の「独断」を放置しているのだろう? 産経新聞社という組織はまさしくコントロールを失ってしまい、本当に「証拠や裏付けに乏しい主張」なのかという論点を見失った「証拠や裏付けに乏しい記事」を平気で述べる新聞になってしまった気がするのです。
(SSA生)


(宮崎正弘のコメント)当該記者は読売新聞から産経への移籍者ですね。


「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)3月3日(水曜日)
  通巻第6819号 より 

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 昔(高校生、いや中学生の頃だったかな)、新聞を見ていて、「共同」とか「UPI」「AP」とか書かれている記事が結構あって、「共同」ってのは新聞社同士で共有している記事なんだろうと思ってました。後者の「UPI」「AP」は当然外国の新聞だろう、と。
 後年、あとの「UPI」「AP」の解釈は「概ね」間違ってなかったけど、前者の「共同」ってのはそれ自体が一つの、それも四大新聞(朝・読・毎・産)よりも大きな情報網を持つ会社で、四大新聞だって少なくとも半分、場合によっては記事の大半が「共同」から配信されたのを自社の新聞にそのまま載せている、と知った時には大いに驚いたものでした。
 それともう一つ、何となく勘違いして覚えていたこと。
 「新聞社」というのは「新聞(として情報)を発行する会社」なわけですが、「通信社」というのは、別に新聞を発行しているわけではない。けど、新聞を発行していないからといって新聞社より格が下、なんてことはないわけです。それどころか「共同通信社」なんてのは時によると全国の各新聞社の社説まで書いたりするらしい。「情報を新聞社に供給する会社」、それが「通信社」。

 では、その会社の記者はどんな思想信条を持っているか。その思想信条によって書かれた記事は事実を事実として全く公正に書かれているか。通信社の記者も新聞社の記者と同じく人間。だからその会社の色を持っています。
 そしてネットでは「共同通信社」がかなり偏った記事を書いている、と言われるようになって久しい。社会主義的な考えを持っている記者が多いということです。けれど、一般にはあまり知られていないことです。

 産経新聞。確かに最近は「?」と思わされるような記事が度々話題になります。皇室に関して「??」みたいな記事を書く記者だっている。
 そういえば、以前に「政権の支持率を上げるため靖國神社参拝を」みたいなことを書いて、夕刻の備忘録氏が激怒していたことがありましたね。

 脱線ついでに明日はその関連日記を再掲します。
コメント
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