3月16日
今日は歯医者に行く時間帯だけ「雨」の予報(2~4時)。
仕方がない。歩いて行くしかない。
穿けるズボンで、雨に濡れても良いものというと、やっぱりジーパンしかない。そのジーパンも持っている大半は29インチで、それより大きいのは30インチ。そして31インチが僅かに数本。
先日からの腹筋運動で、ほんの少~し腰(胴)が細くなったような気がするけれど、それに腿は年齢と運動不足のせいで細くなっているけれど、肝腎の尻は以前ほどではないにせよそれなりの太さがある(一番ひどいときは一メートル近くあった)。ボタンを留める以前に尻が入らない。
で、29インチは完全にアウトとなり、30インチはやっとボタンが留まる程度。31インチで「ややきつめ」、か。
31インチので行くしかない。それ以上のサイズのは、ない。まさかオーバーオールで、歩いて、というわけにはいかない。
この辺り、まだ「老人だから」、と割り切れない67歳。
今日は前歯2本の型取り。
四十数年前の差し歯の基礎工事のやり直しがやっと終了した、と言われた。
何でも歯根の腐っていたところが、やっと進行が止められたから、次の段階(本格的に差し歯をする)に入ることができる、のだそうだ。
でも、四十数年前の治療が、能くここまでもったものと思う、と言われる。何しろ、歯の神経を取った後、そのまま蓋をしただけの(当時はそれが普通だった)治療だったから。
とは言え、四十数年前に治療をしてもらってから、記憶にあるところでは以降十年くらい、体調を崩したり、睡眠が足りなかったりすると差し歯をした歯の根元辺りの歯茎が痛むことが度々あった。ズキズキするので鏡を見ると、その部分が腫れている。
それが二、三日続き、痛みがなくなった頃、代わりに歯茎に何だか異物が張り付いているような違和感が出てくる。
またもや鏡で見ると、痛みがあった場所、異物が張り付いているような場所に小さな粒状の隆起があり、そこだけ黄色くなっている。どうも膿が溜まっているらしい。
気になって仕方がないから、ちょくちょく舌で触ってしまう。
そうこうするうちにいきなり隆起が消える。あれっ?と思うんだけど鏡は手元にないから確認することができない。
数時間後、全く痛みも違和感もなくなっていることを改めて思い出し、遅ればせながら鏡を見る。そうしたら何と、あの膿が溜まっていたところが影も形もなくなっている。どこら辺だったか、と頑張って見るのだが、場所すらはっきりしなくなっている。
「キツネにつままれたような」とはまさにこのことだ。
何度も繰り返すうちに、これは膿が消えたのではなく、潰れたのだ、と分かった。歯茎も口腔内。治癒力が身体の他の部分に比べ、異常に速い。
或る時、思いついて雑菌が入らないように、と、針を焼き膿の粒をつついてみた。一瞬で風船が割れるように膿は潰れ、跡に小さな窪みが残った。が、一時間も経たないうちに何もなかったように窪みはなくなっていた。
やはり何らかの理由で、異常は出て来ていたということには、なる。
結局、雨は降らなかった。傘は、行きも帰りも無用の長物となった。
用がないときはただただ「邪魔!」と思う。
けど、用がある時は「もうちょっと大きかったら」「もうちょっと軽かったら」と文句をつける。
そして「ちょうどいい」時は、当たり前のこととして何も言わない。
例のコロナウィルス。変異株の感染率は従来の1、7倍ということで大騒ぎだったけど、警戒宣言解除でまた感染者が増えているとはいえ、1、7倍の爆発的な状態は?どうなんだろう。
それよりも重症化率がどうなっているのか、の方こそ知りたいんだけど。