
梅仕事で一番タイミングが難しいのが土用干し。
休みと晴天が重ならないとなかなか出来ない。
一度目の土用は既に過ぎてしまったけれど、
ようやくの晴れの休日。
昨年もぎゅうぎゅう詰めになって、
もう一つざるを買わなくちゃと思っていたのに、
すっかり忘れて、今年もぎゅうぎゅう詰め。
手間暇かけて、向きを変えてほすしかないけれど、
これは実は好きな作業。
ひとつひとつに、心をかけている気がするから。
子供の成長とともに、量は減って行くかもしれないけれど、ほんのわずかでも、歳を重ねても漬けたいと思う。
日々の暮らしに追われるように、
過ごしているわたしだから、
丁寧な暮らしなんて、とても出来ないけれど、
食べてくれる誰かをおもって、
手間暇を、そして心を、
せめてここには、
かけたいだけかもしれないけれど。