日本からゲストが来ているというと友人たちが「ウチにゴハン、食べに来てよ!」と誘ってくれます。今住んでいるアパートを見つけてくれた、同じヴホッド(入り口)の2階に住むターニャはバーニッツァを焼いてくれました。もう今年で80歳になるターニャ。何をするのも、しゃべるのもオットリ・・・ お年を召した方にこういう言い方はおかしいけど、カワイイおばあちゃんです。
と、思っていたら日本からの友人たちは、「ターニャ、よくしゃべるわね~!!」 ええ~ッ?! ターニャは同じブルガリア人の中では超物静かなタイプなのに・・・ 「それから、あなた、ものすごくしゃべるようになったわね~。」えええっ?! 私はこの国ではこれまた静かで通っているのに。同じ時間内にしゃべる単語数を日本語の10倍にしないと、ブルガリア人から 「何か言ってよ!」「どうしてしゃべらないの?」、はたまた「具合が悪いの?」と言われてしまうのです。子音の多いブルガリア語は日本人にはキツイのだ! でも、このブルガリア人の勢いになれてしまっていたのか?? ターニャのバーニッツァは相変わらずパリッと、サクッとおいしかった!
あと一軒、招待してくれたのはギリシャ人の友人たち!! コンスタンティーナとアガピ(日本語で言うところの「愛」ちゃん!)。実は今回、日本からのゲストとともにギリシャにも足を運ぼうと計画していたので(お客さんたちのリクエストが「アドリア海、エーゲ海、黒海、そしてドナウ川、全部みたい!」だったんだけど、それはムリ!!なので・・・)、ギリシャ人たちから地元の情報を聞けるのはなんとも好都合!! ギリシャのロードマップと「地球のXき方」を持っていきました。「時間がなくて日帰りなんだけど」と言うと彼女たちはなんだかガッカリした顔。「な~んだ、泊まるところも案内する人もすぐに全部用意できるのに~!!」
近場でお勧めのビーチはハルキディキ半島。これは3つに分かれていて真ん中のシソニア半島が美しいとのこと。でも、1日ではそこまで行けないので、手前のカサンドラ半島の付け根のところでガマン。でも、これが結構キレイ!! 大都市テッサロニキの近所なのにネ・・・ビーチ沿いにはシーフードを食べさせるレストランやカフェが並んでいますが、サッサと通り過ぎて「ギロ」と「スブラキ」のお店へ・・・ だって、ギリシャにきたらこれでしょう! (実は、シーフードレストランで「ギロはないの?」と聞くと、「ないよ。(ウチはシーフードレストランさ!ってな感じで)」とあっさり。でも、そのウェイター、「この先のほうにギロ屋、あるよ。」・・・なんとも商売っ気のない・・・) ビールとギロ、スブラキでおなかを満たしたらビーチでホッと一休み。
もう一つ、テッサロニキに来た目的は、買い物!! 特に魚を買って帰る事。でも、これについてはコンスタンティーナが気がかりなことを言ってた・・・ 「あ、その日は休日だからお店、やってないかも。」 えーッ!?でも、スーパーくらいはやってるでしょ?! テッサロニキにはフランス系スーパー「カルフール」もあるんだし・・・ と、気軽に構えていたら、これが大失敗!! カサンドラからテッサロニキに帰る高速道路は大渋滞、その上市内のスーパーはすべて休み!! その日は「聖神降臨祭」なる正教会の結構大きな祝日明けの月曜日。ブルガリアも正教会の国なのに、ぜーんぜんそんな祝日はない!! なぜ?!
でも、ギリシャの海や白い家並みはとても美しい!! 日本からの友人たちにも大好評でした。今年の夏じゅうにもう一度行きたいな!ギリシャの海!! 今度はシソニア半島だっ!!