ずいぶんと冷え込みがきつくなったソフィア。風の冷たい日が続いていましたが、今日は朝方0度まで気温が下がり、最高気温は5度!! そしてとうとう市内でも雪が降りました!! そんな街角では、夏の間にはスイカ、そして秋口にはぶどうが山と積まれていたところにかぼちゃとキャベツが!!
ブルガリア人はかぼちゃ大好き!! ここでも冬のカロチン供給源です。が、日本のかぼちゃと比べて何とも大味、というか、甘くもホコホコもしてなくて日本の食べ方ではあんまりおいしくない・・・ それにあまりに大きくて硬すぎるので1個買うとナタでたたききらないといけないのがタイヘン・・・ ブルガリア人はこれをバーニッツァの中身に入れたり、牛乳と卵といっしょにプリンにしたり、はたまた半分や1/4をそのままオーブンで焼いて砂糖やジャムを付けて食べたりします。それからかぼちゃの種を炒ってポリポリ食べるのも大好き!!
そんな大きなかぼちゃが山積みで売られている横をゲオルギ(いつものゴショではない)と歩いていた所、そんないろいろな食べ方のほかにもう一つ意外な食べ方を教えてくれました。それは、なんと「タラトール」!!
「タラトール」って某「地球のXき方」のブルガリアのグルメの中にも出ている、ヨーグルトの冷たいスープ!! きゅうりにコプル(ディル)の葉、すりおろしたニンニクと、お好みでオリーブオイルやクルミが入っていて、夏の暑い、食欲が落ちるときにきゅうりの緑のさわやかさとヨーグルトでサッパリと飲めるあの冷製スープだよね?
「そうだよ! そのきゅうりの代わりにかぼちゃを使うんだ!!」と、ゲオルギ。
「まさか、温かくして飲むの?」と聞くと、さすがにそれは・・・という顔をされましたが。
「ええっ?! おいしいの?」と、半信半疑でやってみました。すでに切って売られているかぼちゃをレンデ(下ろし金)ですりおろし、 窓の外に出してあるプランターにいつの間にか(!)生えていたコプルを切って、これまたもらいもののクルミ、そしてガーリックパウダーとギリシャで買ってきたゼフティン(オリーブオイル)!! お味のほうは?
あれ?意外とイケる!! かえって日本のかぼちゃのように甘くないのがいいのかもしれません。そしてきゅうりだと何とも寒々しく感じる緑色がかぼちゃの黄色で何とも・・・ 部屋を温かくして冷たいスープ、てのも悪くないかも!! 日本でも手に入る材料ですのでぜひお試しください。
それからおまけ画像。今年もたくさん出回っている「フリャン」!! 西洋わさび、もしくはホースラディッシュ!! 日本のわさびのような緑色ではないので趣にかけるのですが、ツーンとくる辛さはなかなか!! ちょうど半年経って醸造が終わった味醂をしぼったのでその粕で「わさびの粕漬け」に挑戦!! どんな粕漬けになるかな? 漬け上がったら「なみだ巻き」にして食べてみよう!!