ソフィアでは、この寒さで上から降ってくるものは雪・雪・雪・・・ だからソフィアに住んでいる、しかも日本人のワタシには訳のわからない、このブルガリアの災害のニュースがブルガリアの新聞各紙に・・・ 何と、ダム決壊による大洪水!! いくつかの「ヤゾビル」つまりダム湖で、とどめられなくなった水がハスコヴォ地方の村々を埋め尽くしました。2月3,4日あたり、そういえば少し温かかったな~。気温が、2日まではマイナス10度くらいだったのが、プラスに転じて・・・ えっ?それが原因? ソフィアは雪で真っ白なのに確かに写真を見るとこの地方にあまり雪は残っていないみたい。大雪の後に大雨でも降ったんでしょうか? (写真は買ってきた新聞”24時間”紙より)
とにかくこの地方の、特に「ビセル」村は、とんでもないことになり、10人余の人々がすでに亡くなったそうです。新聞やインターネットのニュースサイトの写真を見ると、1年近く前の東日本の津波の被害のあとのような光景にア然・・・
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YouTube: Unique footage! Rescued animals in flood - Svilengrad (Bulgaria) 06.02.2012
さらにいくつものダムが危険な状態だそうで、その地方の人々は避難せざるを得ないんだそう・・・ そしてこの惨劇に8日は国民が喪に服する日になってしまいました。
「凍っているはずなのに大水」?? って思えてしまう・・・ しかもこんな大洪水がこんな冬に起きると・・・ 濡れてしまったら避難しようにもたちまち冷えて凍えてしまい、体力を奪われてしまいそうです。
今回の大水の被害、首都ソフィアからは離れたトルコとの国境が近い地方ですが、たしかに春先、ソフィアでもビトシャ山の麓あたりの川が増水し集落が水に浸かることがあります。特にソフィアでも上流っぽい人々の住む「クニャジェヴォ」、そこから「ヴラダヤ」という町に向かう国道(キュステンディルやギリシャ方面への幹線国道です)は、山から下の川に向けてドドーッと水が道を横切ります。車高の低い車だと通行できない!! しかもドロ水の中の見えない所は穴だらけです。
な~んだかこの国の治水事業って、どーなってるの?って感じです。おいしい雪解け水を飲用にできるのはいいけど・・・ 何とかうまく管理してほしいけど・・・