おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ガスコンロ・ボンバー!!

2010-02-16 04:54:14 | ブログ

ブルガリアに来てすぐの頃に一番困ったこと(・・・っていうか、そういうことはたくさんあるんだけど、そのうちの一つってことで)は、「料理にガスを普通は利用しない」ということでした。「炒め物」を手軽に作りたい私としてはこれはタイヘン!! どうしよう・・・(汗)

ブルガリアの普通の家庭での調理器具は大きなオーブンの付いた電気コンロ。ときどき薪ストーブ(調理用)も見ますが、最近は薪で火を起こして料理するのが大変なので庭の片隅にさみしく置かれているのが定番。いずれにしても大きな火力の炎で直接鍋を温められるガスコンロは家庭ではめったに見ません!!

Gasbottleということで、どうしてもガスの青い炎が欲しい私としては家のガス調理器として、トルコ製の赤いガスボンベを町のパザールで買ってきて、その上にまたまたトルコ製のコトロン(コンロ)を直接ボンベの上に付けて使っています。まるでキャンプみたい!!

このガスコンロ、結構広く料理や、はたまた暖房にも利用されているのですが、一方でかたくなに(?)使わないブルガリア人も多い!! 友人のステフチョは、「ぜーったいヤダっ!!! だってコワいもん。爆発するんだぜ~、それ!!」と言い張ります。奥さんのレニはトルコ系ブルガリア人で、ジェズベ(トルココーヒー)を入れるのに便利だから使ってもいいと思ってるみたいだけど、ダンナがこうこわがってちゃね~(笑)

でも、本当に毎冬、ニュースでこのガスコンロの事故のことが報道されています。日本と違うのは、都市ガスや団地のプロパンガスのようにガス管を通して各部屋に配られるものではなく、小型とはいえ部屋に直接ボンベを持ち込むこと。確かに扱いを間違うとヤバイ!! で、ありがちなのはボンベにガスを充填しすぎたために起きる事故だそうです。

去年のいつ頃だったか、「家庭用の小型のガスボンベは使えなくなる」というウワサを耳にしました。ガソリンスタンド(ガススタンド?)が宅配する大型のボンベではなく、ちょうどウチで使っている赤い小さいタイプのヤツはダメなんだって・・・ 以前にガスを入れてもらったスタンドで尋ねてみると、「とっくの昔に禁止されてるゾ!でも、営業時間の終わる寸前の夜7時半に来な!こっそり入れてやるから・・・」と言われました。うむ~、知らないで間違って入れてもらってしまったならともかく、法律違反と分かっていることをわざわざするのもなんだしなあ・・・

で、ペルニックの友人達の中で未だにガスコンロを使っている頻出のロザンおじさんにきいてみると、ペルニックでは今でも平気でガスを購入できるとのこと。それでわざわざペルニックまでガスコンロを車に乗せてガスを入れに行って、ブルガリアで本当にガスボンベの使用が禁止されてるのかスタンドのお兄さんに尋ねると、

「カンタール(ブルガリア語で計量器)のあるところでないと家庭用のコンロには充填できないんだ。ウチはカンタールがあるから問題ないけどね。」 ああ、そういうことね。つまりは・・・ ガススタンドで計量器のないところでガスを充填すると、以前にどれだけボンベの中に残っていたかに係わりなく一定量のガスを充填してしまうわけです。規定量より多く入れすぎたガスボンベを使い続けると圧力が上昇して、「ドッカーン!!」・・・

ガスボンベの使用が禁止されてなくてよかった!! でも、いちいちペルニックまでガスを入れに行くのはネ~、と言うことで、ボンベのガスがほとんど空になった年末も押し迫った頃、ソフィアのナデジュダ地区にやっとカンタールのあるガススタンドを見つけて、そこで入れてもらいましたが・・・ ウチのボンベにはMAXで5Kgしか入れてはいけないはずなのに、ガス屋のおじさんはイイカゲンにも6Kg入れた!!(激) おかげで火はうまく点かないし、2階に住むターニャおばあちゃんも心配して、「絶対ガスを使わないでー!お願いよ~!最近もガス爆発から大火災になったニュースを聞いたばかりよ~!」と、普段は目まいがして外にも出られないくらいなのに、わざわざ階段を登って警告に来る始末。それも3回も・・・ 日本人の私はガスによる調理や暖房に慣れてますが、ブルガリア人はそうでもないらしく、すぐに爆発すると思っちゃうのかなあ?

結局は、近所の荒野(?)に行き、1時間くらいボンベを開けて・・・ 中身を減らしてみることにしました。するとうまく元のようにきれいな青い炎が!! しっかし、危ないな~。ガススタンドが間違うってどういうこと!! ガス屋の方で間違われると、困っちゃうよね~・・・ 

コメント
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