シリーズ第2弾の紹介文句に惹かれて、2冊合わせて読みました。
・『たまさか人形堂物語』 津原 泰水・著 文藝春秋
・『たまさか人形堂それから』 津原 泰水・著 文藝春秋
(『たまさか人形堂』文庫版もあります。)
私は人形にどこか怖さを感じてしまうのですけれど、この本の中では人形は「愛すべき存在」であると思います。
いろいろな種類の人形が出てきて、またその人形と人との結びつきも様々で、「人形の修理」という大きな共通点はあるとはいえ、なんて多種多様。
人の心が必要としているものは何なのか、ちょっと考えてしまいました。
人形修理を扱う人形店・玉阪堂の女店主が主人公。
彼女の周りには、なぜか才能ある不思議な男たちが次第に集まって、人形とともにやってくる小さな謎を一緒に解き明かし、もどかしいぐらいにゆっくりとゆっくりと心を通わせていきます。
第2弾では、新しいキャラクターも現れ心も揺れつつ、でも少しずつ自分のコトも仲間のことも分かっていく時間の流れが嬉しいです。
第1弾で心残りだった小田巻姫も、第2弾で再び登場。章の終わりでは、くすりと笑わずにはいられない一言が。
彼らがどうなるのか。続編が欲しいような、このまま脳内妄想での完結で落ち着かせたいと思ったり。
でも、続きが出たら、きっときっと読みたいなぁ。
ところで。第2弾のカバーイラストは、第1弾の文庫版と同じ方が担当されているのですね。単行本の方では、1と2でイメージがガラッと変わったので驚きました。こういうことってあるんですね。
第1弾の表紙の柔らかい感じが好きだったので、ちょっと残念です。
・『たまさか人形堂物語』 津原 泰水・著 文藝春秋
・『たまさか人形堂それから』 津原 泰水・著 文藝春秋
(『たまさか人形堂』文庫版もあります。)
私は人形にどこか怖さを感じてしまうのですけれど、この本の中では人形は「愛すべき存在」であると思います。
いろいろな種類の人形が出てきて、またその人形と人との結びつきも様々で、「人形の修理」という大きな共通点はあるとはいえ、なんて多種多様。
人の心が必要としているものは何なのか、ちょっと考えてしまいました。
人形修理を扱う人形店・玉阪堂の女店主が主人公。
彼女の周りには、なぜか才能ある不思議な男たちが次第に集まって、人形とともにやってくる小さな謎を一緒に解き明かし、もどかしいぐらいにゆっくりとゆっくりと心を通わせていきます。
第2弾では、新しいキャラクターも現れ心も揺れつつ、でも少しずつ自分のコトも仲間のことも分かっていく時間の流れが嬉しいです。
第1弾で心残りだった小田巻姫も、第2弾で再び登場。章の終わりでは、くすりと笑わずにはいられない一言が。
彼らがどうなるのか。続編が欲しいような、このまま脳内妄想での完結で落ち着かせたいと思ったり。
でも、続きが出たら、きっときっと読みたいなぁ。
ところで。第2弾のカバーイラストは、第1弾の文庫版と同じ方が担当されているのですね。単行本の方では、1と2でイメージがガラッと変わったので驚きました。こういうことってあるんですね。
第1弾の表紙の柔らかい感じが好きだったので、ちょっと残念です。