MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『恋する狐』

2014年10月21日 | BOOKS
『恋する狐』
折口真喜子 著
光文社

 まず、表紙に惹かれました。
 この緑、地紋も素敵。そして、まるで縁起物の「宝尽くし」のように描かれた可愛い物の怪たち。

 中身は、時代物の怪談話。でも、なんともホンワカ優しい物語です。
 人も人外のものも、悲しくて愛おしくて切なくて、おかしくて。

 与謝蕪村が案内役として、あちこちで不思議な話に巻き込まれていきます。
 全部で9話。短くて読後感のよい物語たちですから、朝でも夜でも、ちょっと読みたいときに手に取って読むのに最適です。
コメント
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