柏葉幸子さんの「おばけ美術館」シリーズ(ポプラ社)、現在5巻まで出ています。
(1)『おばけ美術館へいらっしゃい』(2006年7月)
(2)『妖精ケーキはミステリー!?』(2007年6月)
(3)『ふしぎ列車はとまらない』(2008年8月)
(4)『ドールハウスはおばけがいっぱい』(2017年1月)
(5)『おばけ遊園地は大さわぎ』(2017年3月)
ふしぎな美術館の館長は「10歳以下の女の子にかぎる」という条件付き。
美術館には、子どもにしか見えない秘密があって、毎回おかしくて、やさしくて、楽しい騒動が起こります。
10年近くお休みしていたシリーズが、今年になって2冊も刊行されました。
1巻が出てころに生まれた娘も、主人公の まひるちゃんの年を越えてしまったんだから、なんだか不思議。
それでも、まったく古くならない、相変わらずの面白さです。
子どものころから大好きな柏葉幸子さんの物語。
人の温かさと優しさ、そして切なさや悲しみも、人を思いやる想像力も……、より多くの子どもたちが、こういう児童文学から学んでいけたらと思います。