『ぼくの死体をよろしくたのむ』
著/川上弘美
小学館
収められた18編の短編は、万華鏡みたい。
いろいろな色があって、違う見方を与えてくれて、そして優しくて。
この本の中の不思議な物語たちは、私の奇妙でヘンテコでどうしようもないトコロも、穏やかに受け入れてくれているような気がして、ホッとしてしまう。
私たちの世界は「正しいこと」や「普通のこと」「常識」だけじゃなくて、とっても混沌としていて、人間も皆みんな不完全で不可思議なのだと思う。
なのに、多くの大人が「より幸せな人生」を追いかけて迷子になって不安な気持ちでいるのが、今の時代なのかもしれない。
子どもたちが、この本を読んだら、どう感じるだろう。
大人にとっての「より幸せ」ってなんなのか。
本当に、威厳のある大人になんて、死ぬまでなれない気がするなぁ。
著/川上弘美
小学館
収められた18編の短編は、万華鏡みたい。
いろいろな色があって、違う見方を与えてくれて、そして優しくて。
この本の中の不思議な物語たちは、私の奇妙でヘンテコでどうしようもないトコロも、穏やかに受け入れてくれているような気がして、ホッとしてしまう。
私たちの世界は「正しいこと」や「普通のこと」「常識」だけじゃなくて、とっても混沌としていて、人間も皆みんな不完全で不可思議なのだと思う。
なのに、多くの大人が「より幸せな人生」を追いかけて迷子になって不安な気持ちでいるのが、今の時代なのかもしれない。
子どもたちが、この本を読んだら、どう感じるだろう。
大人にとっての「より幸せ」ってなんなのか。
本当に、威厳のある大人になんて、死ぬまでなれない気がするなぁ。