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『メアリー・ポピンズ』

2019年02月01日 | BOOKS
『メアリー・ポピンズ』
作/P.L.トラヴァース
文/富安 陽子
絵/佐竹 美保
ポプラ社


 名作「メアリー・ポピンズ」シリーズの1冊目「Mary Poppins」から、5つのお話をピックアップした、まさに「メアリー・ポピンズ」の入門書です。
 「シノダ!」シリーズでおなじみの富安陽子さんが文を、数多くのファンタジーにイラストを描いている佐竹美保さんが表紙と挿絵を担当していて、手に取りやすい1冊になっています。
 素敵なイラストがたくさんあって、文字が大きくて、すべての漢字にふりがな付きで、読みやすく楽しい文。
 低学年からでも自分で読めますよ。

 同じく「Mary Poppins」の翻訳である 岩波少年文庫版『風にのってきたメアリー・ポピンズ』(翻訳/林容吉 絵/メアリー・シェパード)を読んだことのある大人からすると、登場人物やエピソートが減ってしまって多少物足りないところもありますが、メアリー・ポピンズという魅力的なキャラクターに出会う、まず最初の一歩として最適だと思います。

 収録されているのは、
   1. 東風
   2. わらいガス
   3. コリーおばさん
   4. ジョンとバーバラのものがたり
   5. 西風

 気に入ったら、ぜひ岩波少年文庫版にもチャレンジして欲しいですね。

 公開中の新しい映画「メリー・ポピンズ リターンズ」は、登場人物のマイケルが大人になっている設定だそうですよ。
 お子さんと映画館に行く前の予習に、そして映画を見た後の読書にいかがでしょう。
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