以前、初女さんの写真展のことを書いて下さった
毎日新聞の中村さんが、今日の朝刊にあるイタリア
映画のことを取り上げていました。
黒崎政夫さんという64歳の男性が、飛行機の
座席の背もたれの小さな画面で観た映画に
魅せられ、行きの便で4回帰りの便でも3回観て、
日本での公開を楽しみにしていたそうですが、
上映の情報はなくイタリアの制作会社に
問い合わせると、日本では誰も配給権を持って
いないと言われ、未来へのスイッチが
切り替わったそうです。
早期退職後、社会労務士の勉強や郵便配達などを
やりましたが、映画の世界には素人だったのに
「日本イタリア映画社」をつくり、ローマで
契約を交わし上映に漕ぎつけたそうです。
一つの映画との出会いで、会社までつくるなんて…
こういう人がいるんだという驚きと、人の心を
そこまで動かす映画って、どんな映画だろうと
興味が沸いて来ました。
3人の高校生が、いじめや同性愛への偏見などと
向き合う、重いテーマなのに軽快で楽しい
映画だそうです。
新聞記事の短い文章の中に、この方の中に
星野道夫さんの息子さんが言われていた
『限られた時間の中で、どう本当の自分として
生きていくか』という言葉のこたえを見つけた
方なのではないかと感じました。
世の中、色んな人がいて損得の世界じゃなく
生きている人を知ると、嬉しくなるし
励まされます。
生きてるって楽しい!って思える生き方を
したいな~
辛いこと、苦しいことがあっても…
映画『最初で最後のキス』予告編