昨日は、2月のブックフェア「ポトラ」で
知り合ったMさんの青葉区のお店
「ドイス バナネイラ」でおむすび講習会を
しました。
ここでもまた、初女さんを知らない人たちが
集まってくれました。
お米の洗い方、給水のこと、水加減をお話しすると
熱心に耳を傾けて下さいました。
多分、どなたもご飯は炊飯器のスイッチを入れれば
炊けると思っているから、ご飯を炊くことに
そんなに注意を払ってなかったと思います。
でも、初女さんはご飯の炊き方が一番大事と、
私に何度も言っていたので、私もまだまだですが
出来る限りお伝えしたいと思っています。
美味しいご飯が炊けたら、お米の一粒一粒が
呼吸できるようにおむすびを結ぶのですが
これも、簡単にはできません。
初女さんが、「おむすびは簡単でないんだよ」と
言っていたことが、よくわかります。
皆さん、こんなに真剣におむすび作ったの
初めてです~って言われ、出来たおむすびを
食べると、美味しい!いつものおむすびと違う!
と、言われると私も嬉しくなってしまいます。
昨日は、おむすびの後に仏教の上映会があり
その後で懇親会という贅沢な一日だったのですが、
懇親会の「バナネイラ」のお料理が
本当に美味しくて、私は「美味しい、
どれもこれも美味しい」と、食べる度に
言ってました。
その中に、特にお野菜にかかっているソースが
美味しくてお皿に残っていたソースも、皆で分けて
完食してしまいました。
シェフにこのソースは何で作ったのですか?と
聞くと、何とおむすび講習会で使った梅干しの種を
使って作ったというのです。
私は、その一言で感激してしまいました。
おむすびの準備で、梅干しから種を取って果肉を
とりわけて置くのですが、その時この梅干しの
種を捨てないで使って欲しいな~と、心の中で
思っていたのです。
でも、こんなに直ぐにお料理に使って下さるなんて
思ってもいませんでした。
シェフは、種についていた果肉と種を割って中の
白い観音様と言うのでしょうか、それまで使って
美味しいソースを作ってくれたのです。
初女さんがいらしたら、どんなに喜ばれたこと
でしょう。
森のイスキアは食材のゴミというのが驚くほど
少ないのです。
”バナネイラ”も、同じだそうです。
野菜の美味しさを届けたいという
オーナーのMさんの思いが、どのお料理からも
伝わってきました。
ふと、90歳にして「これからのは、農業です」
と言われた初女さんのことが思い出されました。
みんなでおむすびを結ぶ時、私は至福に包まれて
いることを感じます。
やっぱり初女さんのおむすびは、人と人 心と心を
結びますね~
「おむすびはソウルフードだから」という
初女さんの声が聞こえてくるようです。