~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

心と心を結ぶね、おむすびって!

2018-06-11 17:26:30 | 日記


昨日は、2月のブックフェア「ポトラ」で

知り合ったMさんの青葉区のお店

「ドイス バナネイラ」でおむすび講習会を

しました。

ここでもまた、初女さんを知らない人たちが

集まってくれました。

お米の洗い方、給水のこと、水加減をお話しすると

熱心に耳を傾けて下さいました。

多分、どなたもご飯は炊飯器のスイッチを入れれば

炊けると思っているから、ご飯を炊くことに

そんなに注意を払ってなかったと思います。

でも、初女さんはご飯の炊き方が一番大事と、

私に何度も言っていたので、私もまだまだですが

出来る限りお伝えしたいと思っています。

美味しいご飯が炊けたら、お米の一粒一粒が

呼吸できるようにおむすびを結ぶのですが

これも、簡単にはできません。

初女さんが、「おむすびは簡単でないんだよ」と

言っていたことが、よくわかります。

皆さん、こんなに真剣におむすび作ったの

初めてです~って言われ、出来たおむすびを

食べると、美味しい!いつものおむすびと違う!

と、言われると私も嬉しくなってしまいます。

昨日は、おむすびの後に仏教の上映会があり

その後で懇親会という贅沢な一日だったのですが、

懇親会の「バナネイラ」のお料理が

本当に美味しくて、私は「美味しい、

どれもこれも美味しい」と、食べる度に

言ってました。

その中に、特にお野菜にかかっているソースが

美味しくてお皿に残っていたソースも、皆で分けて

完食してしまいました。

シェフにこのソースは何で作ったのですか?と

聞くと、何とおむすび講習会で使った梅干しの種を

使って作ったというのです。

私は、その一言で感激してしまいました。

おむすびの準備で、梅干しから種を取って果肉を

とりわけて置くのですが、その時この梅干しの

種を捨てないで使って欲しいな~と、心の中で

思っていたのです。

でも、こんなに直ぐにお料理に使って下さるなんて

思ってもいませんでした。

シェフは、種についていた果肉と種を割って中の

白い観音様と言うのでしょうか、それまで使って

美味しいソースを作ってくれたのです。

初女さんがいらしたら、どんなに喜ばれたこと

でしょう。

森のイスキアは食材のゴミというのが驚くほど

少ないのです。

”バナネイラ”も、同じだそうです。

野菜の美味しさを届けたいという

オーナーのMさんの思いが、どのお料理からも

伝わってきました。

ふと、90歳にして「これからのは、農業です」

と言われた初女さんのことが思い出されました。

みんなでおむすびを結ぶ時、私は至福に包まれて

いることを感じます。

やっぱり初女さんのおむすびは、人と人 心と心を

結びますね~

「おむすびはソウルフードだから」という

初女さんの声が聞こえてくるようです。

コメント
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