やっと雨が上がり、梅が干せました。
梅干も次の段階に入りました。
青梅を塩水で漬けて作る梅干しは、とても手が
かかります。
初女さんが、「心をかけるとは手をかけること
手をかけることは時間をかけること」と
言われていたことが、この梅干しに重なります。
初女さんも最初の頃の本にしか、青梅で漬ける
梅干の作り方は書いてませんが、この梅干しを
漬けると、初女さんの丁寧さや思いが
感じられます。
お料理を作ったり、実践すると初女さんのことが
よくわかります。
『めんどうくさいという言葉がきらいです。
めんどうくさいと思うことは
日に何度もありますが
手を抜くことは心を抜くことだから
ひとつひとつ正しくていねいにやりたいの
せっかく神さまから頂いた手足を使わず
簡単便利に流れていくと
知らず知らずのうちに老いが進んで
いきますよ。
佐藤 初女 』