毎朝、息子の祭壇に手を合わせ祈っていることが
あります。
それは、「初女さんのおむすびとご飯の炊き方を
伝えて行きます。」です。
初女さんは講演の時、最初に「瑞穂の国
と呼ばれる日本。
日本人の体にいちばん合うのは、ご飯だと
思います」と言われていました。
初女さんは、「おいしいご飯があるということは
とても大事なことなのです。炊きたてのご飯と
きちんとだしをとったお味噌汁、
それにちょっとしたおかずがあれば日本人は
たいてい満足できます。」と書いてますが
初女さんがお米の給水を見るときは、声が
かけられないくらい真剣でした。
そして、その水加減は神業のようでした。
私は初女さんのご飯炊きに1ミリでも近づきたいと
毎日、ご飯と向き合っています。
「おむすびは、ご飯の炊き方が一番!」と
言われていた初女さんのご飯の炊き方と
おむすびを伝えて行きたいと思い、
お声がかかれば、まな板を抱えて飛んで
行きます。
日本人に生まれたのだから、美味しいご飯を
食べて欲しいです。
『幸福な一日はおいしい朝ごはんに始まります。
朝ごはんをおろそかにしていると
なんとなくふわふわして心が満たされません。
何より大切なのはごはんです。
昔から「一粒に八十八の神さまが宿る」と
言うけれど瑞穂の国のお米には、いのちを
元気にしてくれる不思議なほどの力が
あるんです。
私はごはんが大好きで毎日欠かさず炊いて
いますが、毎回毎回ふっくらおいしく
炊き上げるのは何十年と繰り返しても
むずかしい。
ごはんの炊き上がりを見るときは
いつもどきどきぢていますよ。
一生続いていく修練ですね。
佐藤 初女』