仕事関係で知り合った人が、
「人の為に尽くすのが、自分の
使命だと思ってます。
人の為にすることが私の喜び
なんです」と、話して
くれました。
凄いな~と思ったのですが。
これって、思わぬ落とし穴が
あるように思うのです。
実は、昔私もそのような事を
何となく思っていた時期が
ありました。
でも、我が子を亡くした時に
自分が良かれと思って、他者に
やっていた行為が、どんなに
薄っぺらいものだったか…
それは、自分の自己満足では
なかったかということに
気がついたのです。
初女さんは、何気なくやった
ことが、人の心に響くと
言われてました。
あの頃の私は、他者の為に
行動している自分に満足して
いたのかもしれません。
初女さんの「動の祈り」には
自分がという”我”が入る
隙間がありません。
本当に凄い方です。
自分のいいと思うことを
するにではなく
相手が望んでいることを
感じて、さりげなく
差し出します。
人の心に響くのは
無意識にやったことです。
道端に置いて通り過ぎる
ように。
振り向きもしないで。
佐藤 初女