~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

「この世界の片隅に」~「祝福の海」へ

2016-12-06 07:51:39 | 日記

先月末から、立て続けに映画を観ています。

「あたらしい野生の地・リワイルディング」

「シーモアさんの大人のための人生入門」

「カンタ!ティモール」そして明日が3回目の

「祝福の海」

でも、どうしても観たい映画があるんです。

「この世界の片隅に」

広島のことを描いた、こうの史代さんの漫画

「夕凪の街 桜の国」は今も心にのこっています。

「この世界の片隅に」はこうのさんの再びの

広島です。

こうのさんの「夕凪の街 桜の国」は、原爆投下後、

そして被爆1世・2世を日常の生活から描いて

いました。

「この世界の片隅に」は普通の人たちが

日常の生活を踏みにじられていく残酷さが描かれて

いるそうです。

毎日新聞の記者が「(主人公の)すずさんは

生きていれば91歳…

私の祖母は入市被爆者(原爆投下後に広島に入り

被爆した人)72年目のこの夏まで102歳まで

生きていたんだよ。

あの日はまだこんなにも、今と地続きなんだよ」

と、書いている文章を読んでハッとしました。

あの戦争が広島・長崎があったから今があり

それは地続きで続いているんです。

政治家は、区切りをつけたがっていますが

あの時代を生きた人々、その人々が

いのちを繋いでくれ私たちがいるのです。

私たちが受け取った「いのちのバトン」は

「平和のバトン」でもあるのです。

「カンタ!ティモール」の中で住民が語っています

『平和、それはお金で買えるもんじゃないんだ

平和は演説なんかじゃない 政策じゃない

平和は生活そのものなんだ』と…

この言葉は、今の日本の中でも聴こえてくる声

なんです。

そのことを映画にしたのが「祝福の海」です。

明日、7日19時から鎌倉の長谷駅近くの

「麻心」で上映会があります。

良かったら足を運んでみてください。

監督もいらっしゃいます。(私も行きます~)

平和は生活そのものであり、平和の世界は

「愛」によってのみ創られていくのだと

心から思います。

 

 

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5 コメント

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いのり (emi)
2016-12-08 21:30:17
ほんとうに。
平和は生活そのもの と心から思います。
ある日ある時突然に、他人から攻撃を受けるなんて、他人を攻撃するなんて、そんなことにどのような意味があるのか、と。

企業が巨大化してしまい、私たちの意志や意図とは別にお金を追いかけて、政治も利権ばかりで、いったいどうしたら歯止めがきくのでしょうか。。。


さて、家庭や職場での言い争うケンカも小さな戦争と思うのであります。

多様性を受け入れ、思想や価値観は違えど、お互いを尊重して

家庭にあたたかい灯りがともれば、
社会はより明るくなると信じています。

小さな日常の平和を求めて・・・。

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日々の暮らし (山崎 すなお)
2016-12-11 00:52:25
本当に、平和は日々の生活そのものなんですよね。

でも、その生活は消費する生活じゃないんだよね。

それを祝島の人達は見せてくれていますよね。

私も小さな日常の平和を求めていきたいです。
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Unknown (Unknown)
2016-12-13 07:02:32
きのう 堺での上映会のときにね、
青年が いまの日本社会には幻滅したり暗くなることがあるけど、希望を持って行動することが大切なんや、と思いましたと言われてました。

都会を上空から見下ろしたら、コンクリートの背比べ、次からつぎへと物に溢れ、安かろう消費合戦、ロボットみたいに毎日を繰り返す動き、、、そんな風に見えるんじゃあないかしら、と。

一方、祝島のたかちゃんがたみちゃんから教わり示してくれたように、海と山の恵みに感謝し、身の丈の量で、水の神さま、火の神さまに感謝して食事をこしらえ、次世代に美しい地球を残すことを考ええ、みなと調和して生きる暮らしぶりから、目が覚める思いでした。何気ない日常が笑って暮らせるように、まずは自分の暮らしぶりを見直し、目の前のひとをしあわせにしたいなあ、と願っております。
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さきほどの投稿 (emi)
2016-12-13 07:03:47
emiでした
返信する
本当にそうです (山崎 すなお)
2016-12-13 18:18:34
堺の青年の言葉に、希望を感じます。嬉しいです!

東日本大震災で、私たちは立ち止まって、何が大事なのかを見つめたはずなのに…
その時、生活だって気が付いたはずなのに…
いつの間にか、来た道を戻ろうとしている
「祝福の海」を観ると、大事だと思った生活が、どういうものなのかと対峙させられる気がしました。
今の自分の生活も、やっぱり消費する生活になっているの、それは確かな生活じゃないよね。
初女さんは、震災があっても、何があっても変わらぬ生活をしていました。
地に足がついた暮らしとは、そういう暮らしなんですね。
「祝福の海」に大切な気づきを頂きました。
また、分かち合いたいです!有り難うね~
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