~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

宇梶静江さんの「大地よ」

2018-09-07 23:27:13 | 日記

この相次ぐ災害はどういうことなのだろう…

何を意味しているのだろう…

大地の悲鳴が聞こえるようです。

北海道の停電に、3・11の後の計画停電が重なり

あの時、無駄な電気は使わないと思い実行して

いたのに、今はすっかり忘れている自分がいます。

東日本大震災で、日本中が立ち止まったのに

今は、その立ち止まった分を取り返すかの勢いで

来た道を更なる加速で進んでいます。

初女さんの言っていた「つましい生活」に目を

向けず、豊かであることが幸せだと思い込んで…

そして、再び目を覚ませというように、

次々この日本を襲ってくる自然災害

ここで気づかなければ、大変なことになる!

そんな直観が、私を貫いています。

今、私は

アイヌの宇梶静江さん(俳優の宇梶剛さんの

お母さん)が書いた詩集を手に取っています。


  「大地よ」 東日本大震災によせて

      大地よ

      重たかったか

      痛かったか


      あなたについて

      もっと深く気づいて

      敬って


      その重さや

      痛みを

      知る術を

      持つべきであった


      多くの民が

      あなたの

      重さや痛みとともに波に消えて

      そして

      大地にかえっていった


      その痛みに

      今 私たち

      残された多くの民が

      しっかりと気づき

      畏敬の念をもって

      手をあわす

         2011年3月18日 宇梶静江

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2 コメント

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おはようございます。 (KAORU)
2018-09-08 07:45:55
私も、大地よ、宇梶さんの詩を思い出していました。
しかも、3.11の後よりもしっかりと、意識しました。
地母神、ガイアのことも。縄文のビーナスのことも。
地震があった日には、ご飯を炊いておむすびを作りました。
届けることはできないけれど、食べてくれる人がいることに感謝があふれました。
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宇梶さん (山﨑 すなお)
2018-09-08 21:45:59
気がつくと、宇梶さんの詩集を手にしてました。

3月11日のあの時、気づき立ち止まったはずなのに、そのことを忘れて来た道を進んでいたことを、この地震で知らされた気がしました。同じことを繰り返してはいけないと、強く思いました。
宇梶さんの「大地よ」が響きますね。
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