今年のゴールデンウィークは、ピーカンのお天気
5月がこんなにキラキラした季節だったとは…
指談で先生とお話ししていたカオちゃんは、
きらきらが好きだと言ってました。
田口ランディさんの娘さんがきらきらしていると
側を離れなかったカオちゃん。
5月の季節、カオちゃんはきらきらを探しに外へ
飛び出しているかな~
私はっていうと、5月病の人の気持ちが分かるわ~
という心模様にいます。
ふと、版画家の名嘉ボクネンさんの「幸せの方が
多いんだよ。」という言葉が思い出されました。
そうだ、昨日も今日も小さな幸せがあったな~
5年前から職場で障がい者の人たちと「書」をやって
いるのですが、その作品が施設の理事長さんの目に
とまり、8階建ての新設の施設の階ごとに、
「書」が飾られ、オープン前に見せてもらいに
行ったのです。
エレベーターが開くと、そこに「書」が…
海が見える最上階には「山」が飾ってありました。
「月」「火」「母」「一」
麻痺が激しく、手が使えないので足に筆を挟んで
書いた「一」は、ロビーに堂々と飾ってありました。
「死」は理事長さんの席の後ろに
「死」を知ることはより良く生きることだから
この「死」を毎日見れる処に置きましたと…
理事長さんが、ひとつ一つの作品に思いを寄せて
飾って下さったことが、よく伝わって来ました。
「これは後で思ったのですが、8階、7階と
言うんじゃなくて、自分は「山」の階、「母」の
階って覚えるんじゃないかな~って…」と話して
下さる理事長さんの笑顔に、私も嬉しくなりました。
日本人のDNAには、筆の歴史のDNAが入って
いると、私は信じています。
だから、知的や身体の障がいがあっても、筆を
持つと何かが生まれて来るのではないかと思うの
です。
私の職場は重い障がいの人が多いので、創作活動は
無理だと思ってましたが、筆を持つと自由な
柔らかい筆となり、何とも言えない作品が
生まれてくるのです。
来週オープンする施設の真っ白な壁を飾った
みんなの作品、どれもがきらきらしていました。
幸せって、やっぱりきらきらしているのかも
しれない…
だから言葉を話さないカオちゃんは、
きらきらが大好きなのかもしれない。
きらきらは幸せの光なのかも…
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