世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ポンペイ最後の日

2016-07-09 04:16:49 | 霧の風景


カール・パヴロヴィチ・ブリュロフ、19世紀ロシア、新古典主義、ロマン主義。

ポンペイは天罰が下った町である。人間は昼間の半分しか働かず、腐れた性欲に浸りきっていた。日々の安寧を追うばかりで、何もしようとせず、快楽に酔い続ける人間たちは、ある日ヴェスヴィオ山の噴火という悲劇に出会うのである。ポンペイは一日にして火と灰に埋もれて滅びた。あなたがたは、自然界に、こういう決断を下せる意志があることを、考えていなければならない。人間を滅ぼそうと思えば滅ぼせる力が、地球にはあるのだ。





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルルカンと死  | トップ | 林檎のある静物 »
最新の画像もっと見る

霧の風景」カテゴリの最新記事