
チョウチョウは、神様の手紙ということを、たびたび言っていますが、最近、ほんとうに、チョウチョウの翅に、不思議な文字が描いてあることに気付きました。
その文字はとても美しく、ただ一文字で、たくさんのことを意味している。しかも、生きて、空を飛んでいる。風にのり、伝えたいもののところに、正確に届く。神様がお書きになる文字は、書く端から、命を得て、世界中を飛んでいるんです。何が書いてあるのか、わかるようになったら、人間は、神様が、どんなに人間を愛しているかを、深くわかるようになるでしょう。
どんなにか、伝えたかった思いが、深く、刻み込まれている。なんど書いて送っても、なかなか届かなかった思いが、ようやく、人間のたましいに届く。
ツマグロヒョウモンは、人間が、疲れて、何もかもが、いやなことになって、自分など、馬鹿なものだと思って、自分が崩れそうになったときに、ふらりと、来てくれます。それを見ると、なんだか人は、心のどこかが、とても美しくなったような気がして、不思議と、苦しいことが忘れられて、何か、自分がほんの少し、いいものになったような気がして、立ち直ってくるのです。
その翅には、不思議な文字が書いてあって、神様のお心が、こもっている。それにはいつも、こう書いてある。
美しい方が、とてもりっぱで、純真で、とてつもなく大きくて、あたたかな心のお方が、あなたをいつも愛していると。
愛の星々がみんな、君をずっと、愛していると。
読めなくても、なんだかとても、気持がよくて、人間は、すっと、苦しいことが消えていく。
チョウチョウの仕事は、神様のお心を翅にのせて、人間に伝えることです。